デザインが一新された「デリカD:5」

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「デリカD:5」19年目の進化を体感!

 三菱のロングセラー「デリカD:5」が、2026年1月9日に待望の大幅改良を遂げました。

 2007年の登場から数えて19年目という異例の長寿モデルですが、今回の進化は「エンハンスド・オールラウンドMPV」という新たなコンセプトを掲げ、走りと機能性にさらなる磨きをかけています。

【画像】超カッコいい! これが新デザインの「最新デリカD:5」です!(30枚以上)

 その実力を確かめるべく、今回は純正アクセサリーの「ブラックエンブレムパッケージ」とスタッドレスタイヤ(ブリヂストン ブリザック)を装着した最上級グレード「P」に乗り込み、スノーボードをするべく3人乗車で雪山へと向かいました。

 まず目を引くのが、一新された外観です。かつて「シェーバー顔」ともいわれた独特のフロントデザインは、今回の改良で人気グレード「シャモニー」の流れを汲むブラック基調の立体的な造形へと進化。サイドには厚みのあるホイールアーチモールが追加され、新設計の18インチホイールと相まって、SUVらしい力強さがより強調されています。

 実際に乗り降りすると、細やかな配慮に気づかされます。最低地上高が高い車体ですが、助手席側にはドアの開閉に連動して現れる電動サイドステップを装備。これにより、子どもや年配の方でもスムーズに乗降が可能です。

 また、サイドビューを見るとわかるように、ボディ下部の黒いガーニッシュ部分までがドアと一体化してサイドシルを覆う構造になっています。

 そのため、雪道を走った後でもドアを開けた内側(ステップ部分)が汚れにくく、乗り降りの際にボディに服が触れても汚れる心配がないのはスノーボーダーにとって実用的なメリットと言えるでしょう。

 車内に入ると、8インチ液晶メーターや金属調のアクセントが「最新のギア」を感じさせます。

 ラゲッジスペースにより多くの荷物を積む際は、3列目を跳ね上げ、2列目の片方を前方へ。2列目シートには座面を跳ね上げる「チップアップ機構」が備わっているため、片方のシートを最大限前方にスライドさせることで、スノーボードの板も余裕で積み込めました。

 シートには高級感のあるスエード調素材が使われていますが、撥水機能も備わっています。雪がついたウェアのまま乗り込んでも気兼ねなく過ごせる、まさにアウトドア仕様となっているのもうれしいポイントです。

デリカD:5の実力がスゴかった!

 デリカD:5走行性能の土台となるのは、定評のある2.2リッター直列4気筒クリーンディーゼルエンジンと8速A/Tの組み合わせです。2000回転から最大トルク380Nmを発揮するという力強いパワートレインをベースに、今回の改良では「ランサーエボリューション」譲りの車両運動統合制御システム「S-AWC(Super-All Wheel Control)」が搭載されました。

 このシステムは、四輪の駆動力を自在に制御することで「曲がる・止まる・走る」の安定性を高めるもの。実際にハンドルを握ってみると、その恩恵は明確です。

ランエボ譲りの車両運動統合制御システム「S-AWC」を搭載!

 首都高の入り組んだカーブでも、全高が高く、かつ重量級のボディながら膨らむことなく、狙い通りのラインをトレースしてくれます。さらに雪上のシャーベット路面では、四駆ならではの頼もしさに加え、タイヤが路面をしっかり掴んでいる感覚が伝わり、挙動が乱れる不安感はありませんでした。

 また、4つのドライブモード(NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW)を切り替えることで、路面状況を問わず最適なトラクションを確保。ミニバンであることを忘れさせるような、安心感のある走りを楽しめます。

 ステアリングフィールも調整されています。初期モデルの「重さ」と、その後の改良での「軽すぎた」というフィードバックを反映し、最新モデルは“適切な重さ”に改善。特大のフロントガラスと三角窓による見晴らしの良さも手伝って、大柄な車体ながら狭い雪道や駐車場でも扱いやすく感じました。

 一方で、2トン級のボディゆえ、特有のゆったりとした性格も健在です。例えば、信号待ちからの走り出しや、高速道路でACC(アダプティブクルーズコントロール)作動中に前走車が加速した際などは、一歩遅れてスピードが乗るような穏やかな加速特性を見せます。

 機敏なストップ&ゴーは少し苦手な印象ですが、一度スピードに乗ってしまえば、ディーゼルならではの確かなトルクで上り坂も力強く、安定して走り抜けてくれました。このどっしりとした安定感こそがデリカらしい味といえるかもしれません。

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「多人数が乗れて、荷物もしっかり積めて、その上で圧倒的な悪路走破性を持つ四輪駆動のミニバン」という個性を備えるモデルは貴重な存在です。

 今回の改良でS-AWCという強力な制御システムを手に入れたことで、走行安定性が高まり、安心感も増しました。

 スノーボードをはじめとするアクティブな趣味を持つユーザーにとって、デリカD:5は頼れる四駆のひとつであることは間違いないでしょう。