『死神バーバー』©『死神バーバー』製作委員会

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 桜井日奈子が主演を務める映画『死神バーバー』が、2026年初夏に新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開されることが決定した。

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 本作は、死神が営む美容室「冥供愛富(メイクアップ)」を舞台に描かれるヒューマンファンタジー。亡くなった人間にお色直しをし、魂が冥土に送られる前に現世に残された家族や大切な人を1日だけ繋ぐことで、「最期の別れ」を手助けしている死神美容師たち。新米の死神・サクマの“早とちり”によって、死までの数日間を「冥供愛富」で過ごすことになったヒロイン・佐伯美帆が、死を迎えた人たちとの出会いと別れを通じて自分の人生を見つめ直していく。

 ヒロインの佐伯美帆を演じるのは、『殺さない彼と死なない彼女』などの桜井。監督は『れいこいるか』や『まなみ100%』などのいまおかしんじが務める。本作は、映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』に続き、日本大学藝術学部の授業で提出された梅木陽一の企画書を元に製作された。脚本を『この動画は再生できません THE MOVIE』の谷口恒平、撮影を『ジンジャー・ボーイ』の達富航平、音楽を大槻美奈が担当している。

 さらに、主題歌はFurui Rihoの書き下ろし新曲「太陽になれたら」に決定。同曲は、3月4日発売の3rdアルバム『Letters』に収録される。

 主演の桜井は、「いつか必ず訪れるものであり、でもできるだけ考えるのを遠ざけたくなる“死”というテーマと向き合った撮影期間でした。いまおかしんじ監督の世界観のなかで、軽やかに、そして優しく、日々を懸命に生きる全ての人の背中を押してくれる作品になっていると思います」とコメントを寄せている。

コメント●桜井日奈子(佐伯美帆役)亡くなった人間が、会いたい人に会える最後のチャンスを与える不思議な美容室、死神バーバー。私は死神に余命宣告された美容師の佐伯美帆を演じさせていただいています。いつか必ず訪れるものであり、でもできるだけ考えるのを遠ざけたくなる“死”というテーマと向き合った撮影期間でした。いまおかしんじ監督の世界観のなかで、軽やかに、そして優しく、日々を懸命に生きる全ての人の背中を押してくれる作品になっていると思います。公開を楽しみに待っていただけると嬉しいです。

●Furui Riho(主題歌)年を重ねて大人になると人間の儚さにより気づくようになりました。わたしもあなたも「神」に声をかけられた時にはこの世からいなくなってしまうんだなあと。なんだか空しく、果たして日常に意味なんてあるのか?なんていう疑問も忙しい毎日の騒音でかき消されている気がします。この作品は、そんな時にふと立ち止まり、自分のあるべき姿をそっと思い出させてくれます。日常に置いてけぼりの「愛」をより大切に抱きしめて太陽のようにあたたかく、誰かを照らす楽曲になりました。

●いまおかしんじ(監督)ある日死ぬ。死神がやってくる。会いたい人に会えと言う。会う。何か喋る。必死に考えて何か喋る。「実は死んだんだ」とはなかなか言えない。代わりに何か言う。大事なことを伝えたいと思うけど、うまくいかない。時間になる。帰らなきゃいけない。思い残すことばっかだ。でも仕方ない。笑顔を見せて「さよなら」と言う。死にたくない。本当は死にたくない。もっともっと生きてみたいと思いながら、でも死ぬ。未練たらたらで死ぬ。アホだと思う。愚かとも思う。でも愛おしい。泣きたくなるくらい愛おしい。

●梅木陽一(原案)まさか自分の作品が、映画として形になるとは思っていませんでした。この企画を思いついたのは、コロナ禍の真っ只中。家族や友人との交流、新しい出会いが途絶え、感染拡大によって大切な人との別れに立ち会うことすら叶わない状況の中で、改めて「死」と向き合う時間を過ごしました。当時、日藝で映画を学んでいた私は、映画を通して少しでも明るく、死や別れと向き合う方法はないかと考え、この作品を書きました。旅立つ者、残される者、いつ訪れるかわからない別れに悔いなく向き合うために。この映画が、観る人それぞれの身近な環境に、優しく寄り添う存在になれば幸いです。

(文=リアルサウンド編集部)