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亡き恩師への誓いを胸に、夢の舞台へ挑みます。大分市の小学生タグラグビーチーム「アクアホップ雄城台」が、今年2月に行われる全国大会への初出場を決めました。武器である自主性と攻撃力、そして急逝したコーチへの思いを力に変えて、全国の頂点を目指すチームの今を追いました。

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九州大会で健闘、つかんだ「初の大舞台」

園児から小学生までおよそ40人が所属する「アクアホップ雄城台」。6年生チームは去年12月の県予選を制し、九州・沖縄ブロック大会に出場しました。準々決勝で敗れたものの、試合内容が大会関係者に高く評価され、推薦枠として初めて全国大会への切符を手にしました。

荻野叶翔キャプテン:
「みんな明るくておもしろいけど、試合になったら真面目で、ラグビーもめっちゃうまいです」

チームを支える「自主性」と「攻撃力」

タグラグビーは1チーム5人制で、タックルの代わりに腰につけた「タグ」を取って相手の動きを止めます。身体接触(コンタクトプレー)がないだけで、基本的なルールはラグビーと同じです。

チームの特徴の一つが「自主性」です。練習の合間、選手たちは自発的にミーティングを行い、反省点やサインプレーの確認など意見を出し合います。自分たちで考え、練習して試合で実践する。このプロセスがチームの結束を強め、巧みなパスワークを生み出しています。

もう一つの特徴は攻撃力。その要となるのが、ウイングの藤川元穂選手です。スピードと鋭いステップで相手を抜き去るプレーを武器としています。

藤川元穂選手:
「自分の強みはラストにパスをもらったとき、抜いてトライをあげることです。たくさんトライを奪い、優勝できたらいいです」

亡き恩師への思いを胸に

そんな選手たちの心の支えとなっているのが、ある人の存在です。去年4月に急逝した中村隆一コーチ。19年前のチーム創設以来、長年にわたって指導にあたり、子どもたちから誰よりも慕われ、信頼されてた人物でした。

南里泰成コーチ:
「自分は小学2年生からこのチームでプレーしていて、中村コーチの指導がほとんどだったので、亡くなられた時は本当にショックでした。優しくて、本当にみんなから好かれるコーチでした」

荻野叶翔キャプテン:
「入ってすぐの時は全然ルールもわからなかったけど、わかりやすくしっかり教えてもらえて、とても憧れる人でした。『絶対に全国大会優勝するよ』と伝えたいです」

亡き恩師の思いを胸に、いざ全国の頂点へ。アクアホップ雄城台は2月22日に埼玉県で開幕する夢の舞台に挑みます。