脳科学者・茂木健一郎、幸せに生きるための「自分に合ったコミュニティ」論

脳科学者の茂木健一郎氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。「コミュニティをつくろう」と題し、人生を豊かにするためのコミュニティの持つ力について語った。茂木氏は、「人が幸せに、クリエイティブに生きていくために必要なものとしてコミュニティは重要」と述べ、自身もいくつかのコミュニティに属していることを明かした。そして、それらを通じてメンバー同士が緩やかに繋がっていることの意義を強調した。

茂木氏は、「今や複数のコミュニティに属することが当たり前」とした上で、情報が溢れる現代においては、学校といった伝統的な意味合いが変わりつつあると指摘。しかし、「行きたい学校があるということは、コミュニティを介して新しい仲間と出会うことを期待しているからではないか」とし、コミュニティ形成の重要性を説いた。

また、茂木氏は「自分に合ったコミュニティは意外と難しい」とし、「価値観やフィーリングを大事にし、濃いメンバーが集まることが良いコミュニティの要素」と提案。大規模な交流会が苦手な人々に対しては「自分なりの嫉妬とした、小規模で濃いコミュニティを考えてみてほしい」とアドバイスを送った。

動画を締めくくるにあたり、茂木氏は「適切なコミュニティの構築が人生をより幸せにする」と述べ、その実感を視聴者と共有した。