トップ5に選ばれた(左から)メッシ、エムバペ、ベンゼマ、ハーランド、モドリッチ。(C)Getty Images

写真拡大 (全2枚)

 イギリスの大手紙『The Guardian』が1月27日、「2022年の男子サッカー選手ベスト100」の全順位を発表した。

 まず、2021年のトップ5は以下の通りだ(代表/クラブ※在籍は当時)。

1位 ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド/バイエルン)
2位 リオネル・メッシ(アルゼンチン/パリSG)
3位 モハメド・サラー(エジプト/リバプール)
4位 カリム・ベンゼマ(フランス/R・マドリー)
5位 ジョルジーニョ(イタリア/チェルシー)

 そして今年、トップ5は大幅に変動。1位にはカタール・ワールドカップ(W杯)制覇の最大の立役者、メッシが輝いた。ちなみにメッシの永遠のライバルで、ピッチ内外で問題を抱えたクリスティアーノ・ロナウドは、8位から51位まで一気にランクダウンした。
 
 同紙はアルゼンチンのスーパースターを1位に据えた理由をこう説明している。

「PSG1年目の2021-22シーズンは低調に終わったが、昨夏以降、全てのシリンダーで発火して戻ってきた。リーグ・アンではW杯前に出場した4試合を除く全試合でゴールまたはアシストを決め、カタールではアルゼンチンを1986年以来の栄光に導いた。206人の審査員全員が投票用紙に記入し、そのうち156人がメッシを1位とし、6度目の首位に輝いたのだ」

 2位には、キリアン・エムバペがベスト5圏外の6位からジャンプアップ。「エムバペの時代がすでに到来している事実を確認した年だった。クラブで43試合・44ゴール。W杯では決勝でハットトリックを達成し、得点ランクのトップに立った。まだ24歳、その上昇カーブが続くと思うと、スリリングであると同時に恐ろしい」と伝えられている。

 以降、3位ベンゼマ、4位アーリング・ハーランド、5位ルカ・モドリッチと続いている。なお、アジア人選手では、韓国代表とイラン代表の両エース、ソン・フンミン(26位)とメフディ・タレミ(78位)がランクイン。日本人の選出はゼロだった。来年は三笘薫や久保建英、鎌田大地ら、意気軒昂なサムライ戦士の台頭に期待したいところだ。

【PHOTO】三笘の1ミリ、メッシ涙の大会初制覇、ボノ連続PKストップ…カタール・ワールドカップの名場面を厳選ショットで紹介!
 
『The Guardian』選出の「2022年の男子サッカー選手ベスト100」のトップ20は以下の通りだ。

1位 リオネル・メッシ(アルゼンチン/パリSG)
2位 キリアン・エムバペ(フランス/パリSG)
3位 カリム・ベンゼマ(フランス/R・マドリー)
4位 アーリング・ハーランド(ノルウェー/マンチェスター・C)
5位 ルカ・モドリッチ(クロアチア/R・マドリー)
6位 ケビン・デ・ブライネ(ベルギー/マンチェスター・C)
7位 ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド/バルセロナ)
8位 ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル/R・マドリー)
9位 ティボー・クルトワ(ベルギー/R・マドリー)
10位 モハメド・サラー(エジプト/リバプール)
 
11位 サディオ・マネ(セネガル/バイエルン)
12位 ネイマール(ブラジル/パリSG)
13位 ハリー・ケイン(イングランド/トッテナム)
14位 ジュード・ベリンガム(イングランド/ドルトムント)
15位 カゼミーロ(ブラジル/マンチェスター・U)
16位 アシュラフ・ハキミ(モロッコ/パリSG)
17位 アントワーヌ・グリーズマン(フランス/A・マドリー)
18位 フェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ/R・マドリー)
19位 ペドリ(スペイン/バルセロナ)
20位 エミリアーノ・マルティネス(アルゼンチン/アストン・ビラ)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部