蔡総統、新竹で陸・空軍を激励 「台湾海峡の平和と安定は両岸の共同責任」

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(新竹中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は13日、北部・新竹市に駐屯する空軍第2連隊と同・新竹県の陸軍施設を訪れて兵士らを激励し、「台湾海峡と地域の平和と安定は、両岸(台湾と中国)の共同責任だ」との認識を示した。

陸軍施設で射撃訓練を視察した後、関係者らとの昼食会に出席した蔡氏はあいさつで、中国軍が台湾海峡周辺での軍事活動を継続していることに言及。国軍は厳密に監視して対応し、戦備や訓練を行っているとした上で、「ここに来た理由は国軍の素晴らしさを人々に示し、安心してもらうためだ」と述べた。

中国の軍事的脅威については「台湾の立場は明確だ」と強調。「衝突リスクを高めることや争いを起こすことはしない」としながらも、主権と国家の安全や民主主義と自由を守る意欲を示した。

蔡氏は先月30日に台湾海峡の離島、澎湖県、今月6日に南部・嘉義県の軍事施設を訪れ、訓練や演習を視察しており、これらの訓練は現在の戦備の需要に応じて内容や方法の高度化や調整を行っていると説明。2024年以降、満18歳以上の男子に義務付けられる兵役期間が4カ月から1年に延長されるのを前に国防部(国防省)は訓練の質と量を強化し、国軍部隊をさらに強固にすると語った。

また新竹市の国軍桃園総医院新竹分院が新型コロナウイルスの流行時に検査や治療、ワクチン接種などを行ったことに触れ、「感染対策を作戦と見なす」とする国軍の精神を実践したとして感謝を示した。

(劉冠廷/編集:齊藤啓介)