2013年まで、継続して特番が放送されていた『痛快! ビッグダディ』(テレビ朝日系)。大家族の父親、通称「ビッグダディ」として密着取材を受けていたのが、林下清志氏だ。

 その林下氏が、6月2日配信の「NEWSポストセブン」の記事で“借金苦”を明かしている。記事によれば、2年前から林下氏の三男の金銭トラブルによって、総額1700万円もの借金を背負ってしまったそうだ。

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 三男は現在、連絡がとれず“失踪”状態。林下氏と長男、四男で借金を返済し、2023年11月には完済予定だという。

 インターネット上では、

《すごいな、家族が力を合わせて返済するって。》

《馬力があるとこんなに早く借金返せるのか。》

《なんか、NHKの連続テレビ小説 みたいな展開やな。》

 と、突然の借金返済に驚きの声が上がっている。

 林下氏は過去に「無一文状態」を本誌で告白したことがあった。それは『痛快!』シリーズが終了した翌年の2014年のこと。

 当時、盛岡市内に住んでいた林下氏の借家の自宅が全焼。就寝中だった林下氏は「パンツ一丁で逃げ出した」というが、すべてを失ったのだ。

 焼失したのは「娘たちの学費のために、早めにもらったギャラ40万円」「前妻・美奈子との間に生まれた娘のへその緒」など、さまざまだった。

 わずかな見舞い金とともに「事務所から、1カ月は生活できる資金を借りて、生活再建の真っ只中」と告白していた林下氏。自宅焼失の直前には、初のレギュラー番組『バイキング』(フジテレビ系)の出演も失っていたが、へこたれずにこう答えていた。

「すでに物件探しをしています。タレント業も続けて、楽しんごさんのポジションに入りたい(笑)。完結した『痛快!』シリーズも、我が家のためになるなら続編をやるか、考えます」

 だが結局、続編は放送されなかった……。

 家族から、火事についての反応はあったかと聞かれた林下氏は「子供たちをはじめ、3人の元奥様たちから心配する連絡は来たけど、元妻の一人からは『清志だから精神的にはこたえていないと思うけど……』と厳しいお言葉もいただきました」と打ち明けていた。

 そもそも『痛快!』シリーズも、林下氏が友人の保証人になって借金を背負ったことで、元妻が出て行ってしまったことから始まった。

 今回の借金返済も、持ち前の“打たれ強さ”で乗り越えられるはずだ。