元日本代表DF栗原勇蔵氏の考える予想布陣【画像:Football ZONE web】

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【栗原勇蔵の目】酒井離脱の右SBは山根、吉田の相棒は谷口が有力

 日本代表(FIFAランク23位)は3月24日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第9節でオーストラリア(同37位)と対戦する。

 FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)、DF冨安健洋(アーセナル)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)ら主力を欠くなかで、勝てば本大会出場が決まる大一番に森保一監督はどのようなメンバーを送り込むのか。W杯アジア最終予選への出場経験も持つ元日本代表DF栗原勇蔵氏に予想布陣を訊いた。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

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 日本はW杯アジア最終予選8試合を終えて、6勝2敗の勝ち点18。3位オーストラリア(4勝3分1敗)とは勝ち点3差で、直接対決に勝てばW杯本大会出場が決まる。

 日本としては、昨年10月の対戦で4-3-3にシステムを変え、5連勝をスタートさせた相手だが、今回は大迫、冨安、酒井が怪我、FW前田大然(セルティック)がコンディション不良で不参加となり、懸念材料は少なくない。

 FW林大地(シント=トロイデン)とDF中谷進之介(名古屋グランパス)が追加招集されたなかで、森保監督はどのような布陣を組むのか。栗原氏はキャプテンのDF吉田麻也(サンプドリア)が復帰した最終ラインをこのように予想する。

「右(サイドバック)はほぼ間違いなく山根視来で行くでしょう。これでもし、長友佑都を(今季FC東京での起用と同じ)右、左で中山を使うとなると、これまでの一貫した采配が崩れてしまうので。左はこれまでどおり、長友に落ち着きそうです。ここで長友が外れたら、今まで(の起用)はなんだったのか。リーグ戦でも前節(京都サンガF.C.戦)は右サイドバックで出場していて、試合にも(1-0で)勝っている。そういう意味では、長友も準備はできていると思います。吉田の相棒はコンディション次第ですかね。谷口(彰悟)のほうが板倉(滉)よりもスピードがあって、安心して見れる感じはあります。スピードのある冨安がいない分、谷口のほうがいいかもしれない」

 中盤3枚のトライアングルは、アンカーにMF遠藤航(シュツットガルト)、インサイドハーフにMF守田英正(サンタクララ)とMF田中碧(デュッセルドルフ)の並びで不動だろう。

3トップは伊東、上田、南野を予想

 もう1つの鍵は、MF南野拓実(リバプール)と並んで森保ジャパンで最多タイの17ゴールを挙げている大迫を欠く攻撃陣だ。栗原氏は「0トップ気味にして南野を(最前線に)置くことも考えられますが」と前置きしつつも、3トップの中央に今季J1リーグで3得点を記録している上田を推す。

「上田は動き出しもいいし、ディフェンスラインとの駆け引きをできるだけ多くやってほしい。それを続けられれば、得点チャンスは何回かあると思います。ポストプレーもできるし、クロスに合わせるのも上手く、ミドルレンジも打てるので。伊東純也が右サイドから崩して、上田、南野が決める形が理想でしょうか。相手からしたら、右に伊東、左に三笘(薫)と推進力のある両サイドは脅威ですが、流れを変えられる三笘は途中から仕事をするジョーカー役を果たしてもらいたいです。久保建英もいるので、いい選手は揃っています」

 オーストラリアに勝てば本大会出場が決定する状況だが、栗原氏は最後に「どんな戦い方でもとにかく引き分け以上の結果を出して、この3月シリーズでワールドカップに出る目標をなんとしても決めてほしい」とメッセージを送っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)