昔と比べて意外と軽い!?「剣道」の道具、今と昔の違いとは?
さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYOFMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。6月9日(土)放送のテーマは「剣道」。鎌倉時代以降、武士の象徴となり刀を操る技術として編み出された「剣術」。その後時代が進み、明治28年には大日本武徳会が結成。敵を斬るための「剣術」が、肉体と精神を鍛錬するための「剣道」となり、今もなお「剣道」は日本の伝統スポーツとして受け継がれています。今回はそんな「剣道」について、TOKYO FMの番組の中で詳しい方に教えていただきました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2018年6月9日(土)放送より)

◆「剣道の道具には意外な新素材も」
株式会社松興堂 松本孝仁さん
── 剣道を始めるにはどんな道具が必要ですか?
頭にかぶる面、胴体を守る胴、手を守る小手、胴の下につける垂(たれ)、剣道着、袴、竹刀で一式です。垂は下腹部を守る防具で、江戸時代は胴にくっついていたのですが、今は別になっています。
昔は面も胴も竹製で、それだけで稽古をしていたようです。面金そのものが竹でできていて、それを紐で頭部に固定していたんだとか。それでは危ないので江戸時代の後期あたりから鉄製になり、上や横をカバーする面ぶとんも付いたり、だんだんと変わって今の形になりました。昔は喉を守る突き垂もなかったようです。でも、突きが得意な人が現れて、危ないからということで突き垂が付くようになりました。
── いつ頃から剣道の防具は今の形になったんですか?
明治初期、まだ剣道ではなく剣術だった時代ですが、4点の防具はありました。それが最終的に「剣道の防具」として確立したのは昭和の初期と聞いています。
基本的に剣道の防具の形は変わっていませんが、素材はずいぶん変わっています。面金なら鉄からチタンになったりジュラルミンになったり。胴も昔は竹に皮を張って漆をかけたものでしたが、今はファイバーや樹脂が使われています。素材が変わったのは安全性と値段の問題です。昔ながらの道具はどうしても高くなってしまいます。
── 剣道の道具を一式持つと、けっこう重たそうですね。
重たいですよ。しかも汗を含むとさらに重くなります(笑)。面が手刺しの良いモノで1.6kgくらい。それでも面金がチタンになったりしたおかげで、昔に較べて1/3くらいになっています。ただ、本当は重たいほうが打たれたときの力を吸収してくれるので、そのほうが良いという考え方もあるのですが。
竹刀も素材がいろいろあって、真竹、台湾の桂竹、中国の石膏竹、中国真竹などがあります。さらに最近は樹脂製のカーボン竹刀も出ていますね。カーボンは反発力が強いので、反動で2回当たったりして「痛い」という声もありますが。
真竹の竹刀は「次の技が出やすい」という声を聞きます。竹の中では硬いほうなので、その反発力が動作に結びつくんだそうです。だから高段者の方が真竹の竹刀をよく使われています。ただ、値段が高めですし、最近は国内で竹の供給も減っていることもあって、年間で100万本ほど販売される竹刀の中で、真竹は2〜3%じゃないでしょうか。
TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。
※「ピートのふしぎなガレージ」では、毎週3名の方にホットサンドクッカーをプレゼント! 詳しくは番組サイトをご覧ください。
あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。6月23日(土)の放送のテーマは「ホタル」。お聴き逃しなく!
<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/garage
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2018年6月9日(土)放送より)

昔と比べて意外と軽い!?「剣道」の道具、今と昔の違いとは?
◆「剣道の道具には意外な新素材も」
株式会社松興堂 松本孝仁さん
── 剣道を始めるにはどんな道具が必要ですか?
頭にかぶる面、胴体を守る胴、手を守る小手、胴の下につける垂(たれ)、剣道着、袴、竹刀で一式です。垂は下腹部を守る防具で、江戸時代は胴にくっついていたのですが、今は別になっています。
昔は面も胴も竹製で、それだけで稽古をしていたようです。面金そのものが竹でできていて、それを紐で頭部に固定していたんだとか。それでは危ないので江戸時代の後期あたりから鉄製になり、上や横をカバーする面ぶとんも付いたり、だんだんと変わって今の形になりました。昔は喉を守る突き垂もなかったようです。でも、突きが得意な人が現れて、危ないからということで突き垂が付くようになりました。
── いつ頃から剣道の防具は今の形になったんですか?
明治初期、まだ剣道ではなく剣術だった時代ですが、4点の防具はありました。それが最終的に「剣道の防具」として確立したのは昭和の初期と聞いています。
基本的に剣道の防具の形は変わっていませんが、素材はずいぶん変わっています。面金なら鉄からチタンになったりジュラルミンになったり。胴も昔は竹に皮を張って漆をかけたものでしたが、今はファイバーや樹脂が使われています。素材が変わったのは安全性と値段の問題です。昔ながらの道具はどうしても高くなってしまいます。
── 剣道の道具を一式持つと、けっこう重たそうですね。
重たいですよ。しかも汗を含むとさらに重くなります(笑)。面が手刺しの良いモノで1.6kgくらい。それでも面金がチタンになったりしたおかげで、昔に較べて1/3くらいになっています。ただ、本当は重たいほうが打たれたときの力を吸収してくれるので、そのほうが良いという考え方もあるのですが。
竹刀も素材がいろいろあって、真竹、台湾の桂竹、中国の石膏竹、中国真竹などがあります。さらに最近は樹脂製のカーボン竹刀も出ていますね。カーボンは反発力が強いので、反動で2回当たったりして「痛い」という声もありますが。
真竹の竹刀は「次の技が出やすい」という声を聞きます。竹の中では硬いほうなので、その反発力が動作に結びつくんだそうです。だから高段者の方が真竹の竹刀をよく使われています。ただ、値段が高めですし、最近は国内で竹の供給も減っていることもあって、年間で100万本ほど販売される竹刀の中で、真竹は2〜3%じゃないでしょうか。
TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。
※「ピートのふしぎなガレージ」では、毎週3名の方にホットサンドクッカーをプレゼント! 詳しくは番組サイトをご覧ください。
あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。6月23日(土)の放送のテーマは「ホタル」。お聴き逃しなく!
<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/garage
