学生の窓口編集部

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日本には地域によってさまざまな方言がありますよね。大学に行くと、他の都道府県から来ている人と友達になることも多いもの。会話をしていると「え? それどういう意味?」と他県出身の友達から聞かれはじめて方言だと知ったという言葉もあると思います。そんなとき「これって標準語でなんていうだろう……」と困ってしまうことも。そこで今回は、他の言葉に言い換えができないと思う方言について大学生に聞いてみました。

■他の言葉で言い換えができない方言を教えてください。

●北海道「おささる」

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・ボタンを押すつもりもないのに一緒に押してしまったとき使う(女性/22歳/大学4年生)
・スマホをいじっているときに「変なところおささった!」と言っても意味が通じなくて、別の言葉で言い換えることもできなかった(女性/21歳/短大・専門学校生)
・「押ささんなかったんだよねー」というのを聞き返されて、何と言えばいいかわからなかったから(女性/21歳/大学3年生)

「おささった」は標準語の「押してしまった」ともちょっと違うニュアンスが入っているので、言い換えが難しいようです。

●宮城「いずい(いづい)」

・かゆいとも痛いとも違うこの感じは、他の言語では表現できない(男性/19歳/大学2年生)
・「いずい」という感じは「いずい」しか表現できないから(男性/20歳/大学2年生)
・他の言い換える言葉がなく、地元の友達とはよく使う言葉だから(女性/19歳/大学1年生)
・あえて言えば「違和感がある」と言う意味だが、いまいち伝えられた気がしなかった(女性/22歳/大学4年生)

なんとなく気持ちが悪かったり、居心地が悪かったりすることをあらわす「いずい」ですが、きちんとあてはまる標準語はなさそうです。

●名古屋「机をつる」

・机を動かす、移動させる、ずらすなど言い換えはできるが、ニュアンスが異なるから(男性/23歳/大学4年生)
・「机をつる」と言ったら全然通じなかった(女性/19歳/大学1年生)
・小学校では掃除で机を動かすときいつも机をつると言っていた(女性/19歳/大学2年生)

ただ単に動かす、運ぶといった意味だけでなくさまざまなニュアンスをふくんでいるので、これ以上に言い換えはできなさそうですね。

●大阪「ほかす」


・東京の友人と話したら通じなかった(男性/25歳/大学院生)
・よその県では通じないと聞いた(男性/20歳/大学2年生)
・伝わらないときがあった(女性/21歳/大学4年生)

ゴミを「捨てる」といったとき、使ってしまうのが「ほかす」。意外にも、方言だと気付いていない関西の人も多いようです。

●広島「すいばり」

・「すいばりがたったけん、ちょっと取ってや。」と埼玉のいとこに言ったら、キョロキョロと針を探してて、全く私の手を見てくれなかったから(女性/21歳/大学3年生)
・すいばりは棘とはちょっと違うしなんか上手く標準語で言い表せない(女性/20歳/大学2年生)
・木の棘とよく言われるが、それともまた違うから(女性/19歳/大学1年生)

大雑把に言うと、竹や木の繊維などが皮膚に刺さって入り込んでしまった状態を指す「すいばり」。響きから何かの針かと思ってしまったようですね。埼玉以外の出身の人も同じ行動をとってしまいそうです。

●その他

・香川「むつごい」気持ち悪くてもう食べられない、味が濃すぎてもう受け付けないときに用いる。他の地域ではこのような言い回しがない(男性/26歳/大学院生)
・福島「ぶんず色」山ぶどう色になることを意味する。ぶんずできた(山ぶどう色になってきた)って友達に伝えたら、なにそれって言われて説明したら、そんな言い方しないよーって言われた(女性/20歳/大学2年生)
・沖縄「あふぁー」気まずいときやびっくりしたときに使う。一言では言えない複雑な言葉だったから(女性/24歳/大学4年生)

沖縄はやはり原型がない特殊な方言が多いですよね。ちなみに「あふぁー」は気まずい、きまりが悪いといった状況のときに使うよう。

いかがでしたか? 今回あげられた方言を使う都道府県の人は「わかる、わかる」と思ったのではないでしょうか。方言は外国語とも思えるほど、知らない人には通じないもの。新たな方言を知るとさまざまな発見があっておもしろいですね。

文・学生の窓口編集部

マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2016年11月
調査人数:方言がある地方出身の大学生男女276人