映画「国宝」が大ヒットし、ロケ地も人気を集めている。明治大学准教授の酒井信さんは「吉田修一の小説『国宝』は上下巻の大作だが、映画は上方歌舞伎を主題として吉沢亮演じる喜久雄と、横浜流星演じる俊介の関係に焦点を絞った」という――。※本稿は、酒井信『吉田修一と『国宝』の世界』(朝日新聞出版)の一部を再編集したものです。吉田修一『国宝』(朝日新聞出版)■「足で書く」ような土地の描写吉田修一は『国宝』を朝日