子育てママは何故こんなに忙しい? 新時代の「22ママ」に見た、生活の実態
母親になると、今までとは違う、子ども中心の生活リズムになります。
子どもが小さいうちは、食事はおろか睡眠も思い通りにとれない生活。子どもが大きくなると、別々に過ごす時間が多くなる代わりに、子育ての心配事もレベルアップ。親のストレスも大きくなってきます。
先日発表された学研パブリッシング「aene」の調査によると、3歳以下の子どもをもつママたちの約半数が、30分未満、もしくは1時間未満しか自由時間が無いのだそうです。
逆に、4歳以上になると、自由時間はしっかりとれるようになるのでしょうか?
ママたちの生活の実態を見てみると、どうやらママたちのリフレッシュに必要なのは時間だけではなさそうです。
■子どもが小さいほど、自由な時間は少ない
日々、子どもや家族のスケジュールを第一に考えて動くことが多いママ。自由な時間は"22時以降"というママが約60%なのだそうです。
2人に1人はワーキングマザーという現在。育休が明け、子どもが低年齢のうちから仕事を再開する人が増加している分、忙しくて自由な時間が無いというママが増えているのだそう。
また専業主婦であっても、子どもが小さなうちはほとんど付きっきり。寝かしつけが終わり、家事も一段落する時間までまとまった時間は確保できません。
幼稚園以上の子のママたちは、送り迎えの間の約4時間、通称“ママヨン”に自由時間を確保している様子。但し、この4時間のうちのほとんどは、夕飯の準備や掃除洗濯、幼稚園のPTA仕事や行事の準備…などなどで、休息の時間が取れないことが多いという声も実際には良く聞かれます。
やっと時間のゆとりができる小学校に上がるタイミングでは、今後の為に仕事を始めるという人も多く、とにかく子どもが何歳になろうと母のやるべき事は尽きないようです。
子どもの年齢に関わらず満足な休息をとれているママは少ないというのは、今更言うまでもないでしょうか。
■ママのリフレッシュ時間はもっと必要?
母親業は、24時間365日無休。子どもと離れている間も考えることは多く、思い通りに行かないストレスも多いです。
以前インタビューで花まる学習会代表の高濱先生が、「お母さんがいつもニコニコしている、これだけで全然違うんです。」とおっしゃっていましたが、やはり子どもにとってもパパにとっても、ママはいつもおおらかに包み込んでくれる、一緒に居ると"ほっ"とできる存在であって欲しいですよね。
そんなママでいる為には、やはり日々の中にも、気持ちを落ち着かせてリフレッシュする時間が必要です。
ママたちがまとまったリフレッシュ時間を確保しようと思うと、祖父母などの親族か、小さいうちなら一時保育サービスに頼るなどの手があります。
但し、この一時保育サービス、大変ありがたいのですが、いざ預けるとなると簡単にはいきません。
一番の難点は"子どもが慣れていない"ということ。時々預ける程度では簡単には慣れず、実際私のまわりでも「熱を出して呼び出される」「預けると翌日から必ず体調を崩す」「帰ってからしばらく甘えん坊になる」という話を良く聞きます。
祖父母などの家に預けるのが安心ですが、自宅から遠い、祖父母も忙しいなど様々な理由で簡単には預け辛いという人も多いです。
そんな訳でまずはパパにお願いしたいところですが、今が働き盛り。イクメンにも家事メンにもなりたいとは思っているけど時間が無い、というパパが多いのが正直な所ですよね。ママとしても疲れているパパにお願いするのも心苦しい、というか、お願いしても喧嘩の種にしかなりません。
となればもう、リフレッシュ時間は効率よく確保するしかありません。
■パパの帰宅時間「中途半端な時間に帰ってくるな!」のワケ
ママが自由な時間を満喫している、22時。しかし、夫の帰宅時間もこのあたりの時間、という方も多いのでは?
サラリーマンの平均帰宅時間は21時あたりだそうですが、20代後半〜40歳くらいの働き盛りのパパたちだと、やはりママの自由時間と重なることも多いかと思います。
夫の帰宅時間について周りの主婦たちに聞いてみると、新婚さんは「(寂しいから)早く帰ってきてほしい」という可愛いコメント。その一方でママの「早く帰ってきても手伝わないのなら、寝た後に帰ってきて欲しい」というなかなか辛口なコメントへの賛成票が多く感じました。
確かに、共働きかどうかに関わらず、早く帰れる日は家事を手伝か、その気持ちだけでも見せてもらいたいところです。
でも、せっかく我が家に帰ったのにママががっかりした顔だと、パパも帰宅するのが嫌になってしまいます。やはり疲れた家族を迎える時は笑顔につとめるべき。
せっかくの自由時間にパパが帰って来てしまったとしても、一緒に食事をとりながら、今日の子どもの様子や最近の出来事を楽しく共有したいですね。
ただ、我が家もそうですが、疲れているパパに向かって、お金や細かい手続きなどの話などをすると嫌がられることも多いので、話し方に注意したい所です。
■みんなどうやってリフレッシュしてる? ママの生活の実態
働く2人のママの、とある1日のスケジュールがあります。
A:子ども6歳・2歳、パートタイマー
B:子ども5歳、10〜17時勤務
スケジュールを見てみると、1日に1時間以上の自由時間を確保しているようですが、よく見ると2人とも睡眠時間が6時間。一般的に満足な睡眠は7時間程度と言われていることを考えると、睡眠時間を削って自由な時間にあてているとも取れます。
このふたりが22時からの自由時間に何をしているのかと言うと、ゆったりとお風呂に入ったり、美容のお手入れ、ブログ更新、資格取得のための勉強などなど。素敵ですね。
実際は、録画していたドラマを見ながらスイーツやスナックをちょこっと食べたり…というママも多いのでご心配なく。その証拠に、この時間のママたちをターゲットにしたスナックやスイーツも多く発売されています。油分を25%カットした 「カルビーライト!」なども、実は夜のママ向けに開発されたのだそう。
いずれにしても、自分の好きな事や、夢中になれる事をするのが、リフレッシュの重要なポイント。心だけでなく、運度やストレッチで体をリフレッシュすることもあわせて行いたいところです。
■少ない自由時間で"攻め"のリフレッシュ、新時代の「22ママ」たち
このような22時以降の自分時間を楽しもうとするママたちが今、「22ママ」として注目を集め始めているそうです。
今回のリサーチを行った雑誌「aene」の編集長、岩見さんは「『22 ママ』たちは、リラックスするはずの自由時間でさえもアグレッシブ」と言います。
自由な時間が少ないなかで満足度を得られるよう、最近の「22ママ」たちは濃縮したリフレッシュ時間を満喫しているのだとか。
ここまでの話を考えると、現実としては子育てママが心行くまで自由時間をとるのは、非常に難しい事だと思います。
時短テクで家事を少しでも早く済ませるというのも良いですが、短い自由時間の中で何をするか、リフレッシュ計画を立てておくことが充実した「22ママ」のポイントのよう。
少ない時間を有効に使って、翌日もすっきりとした笑顔で子どもやパパと接したいですね。
でも、どんなリフレッシュ活動よりも、可愛い子どもの笑顔や、すやすやと眠る寝顔が最大の癒しかもしれません。働いているママは、職場でのストレスや、一日を綿密な計画とスケジュールで乗り切らなければならない事への疲れを感じます。専業主婦も、子どもとずっと一緒にいて気分転換をする時間があまりない分、知らないうちにストレスが溜まってきます。
もう限界! という所に達する前に、とにかく誰かに相談を。一生懸命やっていれば、必ずリフレッシュの手助けをしてくれる人が現れるはず。
