写真は今年6月、コンフェデ杯・イタリア戦より。 (ブラジルのレシフェ、会場:ペルナンブコアリーナ、撮影:岸本勉/PICSPORT) [2013年6月19日、/

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 安堵のため息がこぼれる組み合わせだったかもしれない。日本時間12月7日午前に行なわれたファイナルドローで、日本はコロンビア、コートジボワール、ギリシャと対戦することになった。

 北中米カリブ海地区とアジアの代表が入ったポットは、優勝経験のある国を北中米カリブ海が積極的に引き受けてくれた印象がある。スペイン、チリ、オランダと対戦するオーストラリアは相当に厳しい組み合わせとなったが、イランや韓国は戦い方次第でチャンスがありそうである。日本にしても、同じことが言える。

 とはいえ、グループCに入ってことで胸を撫で下ろしているのは、日本だけではあるまい。第1シードに相当するコロンビアを含めて、実力は拮抗している。グループステージ突破のチャンスは、4か国すべてにある。

 そうなると、ピッチ外の準備が重みを持ってくる。グループステージの試合会場を見据えて、ベースキャンプ地をどこに選ぶのか。開催都市によって寒暖の差がある気候への順応を、どのように進めるのか。大会直前のテストマッチは、どこで、どんな相手と対戦するのか。ベースキャンプ地には、どのタイミングで入るのか。 

 選手たちをピッチへ送り出す前の時間を、綿密に組み立てていかなければならない。国内開催が予定されている来年3月のテストマッチも、対戦相手を吟味する必要がある。

 現時点であげられるプラス材料は、グループステージ第1戦の開催都市だ。コンフェデ杯のイタリア戦を戦ったレシフェで、コートジボワールと向き合う。キックオフ時間も、イタリア戦と同じ19時だ。

 緊張感の伴う大会の第1戦を、ほとんどの選手が体験済みの環境で戦えるのは心強い。苦い記憶を運んでくるコンフェデ杯も、出場した意義は確かにあったのだ。2011年のカタールで掲げたアジアカップが、ほぼ3年のときを経て再び価値を持っている。

 グループステージC組を抜け出した2か国は、決勝トーナメント1回戦でグループDから勝ち上がってきた2か国と対戦する。ウルグアイ、イタリア、イングランドのいずれかと、対戦することになるのは間違いない。どこが勝ち上がってきても、日本には難敵だ。

 ならば、スケジュールに注目したい。グループ1位で突破すると、中3日で決勝トーナメント1回戦を迎える。グループ2位なら中4日になる。

 たった1日の違いだが、されど1日である。過去4度のW杯でレギュラー格だった選手のなかには、何らかの痛みを抱えていた選手が少なくない。疲労回復の時間は長いほうがいいし、対戦相手のスカウティングも同様である。

 2位なら会場はレシフェだ。これもまた、日本には悪くない。過去最高の成績を目ざすなら、グループステージは首位ではなく2位通過でいいのである。