中国人民解放軍は1日、創立86周年を迎えた。中国国営の中国新聞社は、陸海空軍の兵力と部隊の配置を紹介した。ただし、核兵器を含む長距離弾道ミサイルを担当する第二砲兵部隊については「兵力は依然として秘密」と伝えた。(写真は「CNSPHOTO」提供)

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 中国人民解放軍は1日、創立86周年を迎えた。中国国営の中国新聞社は、陸海空軍の兵力と部隊の配置を紹介した。ただし、核兵器を含む長距離弾道ミサイルを担当する第二砲兵部隊については「兵力は依然として秘密」と伝えた。(写真は「CNSPHOTO」提供)

 中国では、中国共産党が江西省南昌市で起こし失敗に終わった武装蜂起の日、1927年8月1日をもって「軍の成立」としている。ただし「人民解放軍」の名称を使いはじめたのは1947年9月だ。

 中国新聞社は「中国人民解放軍創立86周年」を伝える記事で、陸海空軍の兵力と部隊の配置を紹介した。陸軍は18個集団軍85万人、海軍は三大艦隊23.5万人、空軍は39.8万人とした。合計で148万3000人と算出できる。

 陸軍は瀋陽軍区、北京軍区など全国の七大軍区と所属する集団軍の番号を記した。中国では七大軍区に防衛担当地域を振り分け、“仮想敵”に対応する防衛体制を敷いている。例えば、済南軍区は、山東省の対岸である韓国や在韓米軍などを念頭に置いている。

 また、軍区の防衛担当地域は省境などとは別に定められている。七大軍区の司令部は少数民族区域にはおかれず、北京軍区が内モンゴルを、蘭州軍区が新疆ウイグル自治区を、成都軍区がチベット自治区の防衛を担当している。

 海軍については山東省青島に司令部を置く北海艦隊が対ロ、対日(在日米軍含む、沖縄、佐世保など)作戦などを、浙江省寧波に司令部を置く東海艦隊が対台湾作戦などを、広東省湛江に司令部を置く南海艦隊が台湾海峡南西部と南シナ海における作戦を担当している。

 核兵器を含む長距離弾道ミサイルを担当する第二砲兵部隊について、中国新聞社は「関心を集めている」とした上で「兵力は依然として秘密」と伝えた。

 なお、中国新聞社が使用した地図の国境線は、すべて中国の主張に従っている。南シナ海についても、自国が領有を含めた島をすべて含めた。地図を拡大すると、尖閣諸島とみられる島も見える。(編集担当:如月隼人)