クモ酵素でお肌スベスベ…注目集まる「クモ化粧品」とは?

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韓国の女性たちの間では最近、「クモ化粧品」というものが大流行している。クモといっても空に浮かぶ「雲」ではなく、天井裏などに網を張って獲物を捕獲する「蜘蛛」のほう。クモから発見された物質「天然タンパク質分解酵素」(クモ酵素)が、スベスベでやわらかな肌を作り出してくれるのだという。

クモ酵素を発見したのは、同国の生命工学研究員のパク・ホヨン博士だ。パク博士は、クモがほかの生物よりも優れた消化能力を持っていることに着目し、研究を重ね、“韓国産”ジョロウグモの体内の微生物からクモ酵素を見つけ出した。それを活用して開発された化粧品が「Arazyme」。「Ara」はラテン語の“クモ”、「zeme」は英語の“Enzyme(酵素)”からとって付けられた。

だが、初めて耳にするクモ酵素。気になるものの、どんな成分を含み、肌にはどのような効果をもたらしてくれるのだろうか? 

そもそも酵素は微生物が食べ物を消化する過程で作りだされるものだ。だがクモ酵素は普通の酵素よりも温度変化に強く、活動もより活発。そのため、肌に塗ると古い角質を除去してくれ、優れたピーリング効果を発揮してくれるという。既存のピーリング剤よりも刺激は少ないが、毛根の詰まりを解消してくれるのでニキビ予防にもなる。

今後、韓国からはカタツムリクリームに続く商品として、クモ酵素を使った化粧品がいろいろと出てきそうだ。日本での発売は今年の夏頃と言われているが、今からチェックしてみてはいかがだろう。

参照:韓国経済
参照:Star news

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