UFCに人材を送り込むTPFで注目カード
2012年になって初めてのイベントでは、メインにバンタム級のケイシー・オルソン×コディ・ギブソンが組まれている。1年10カ月振りに実戦のリングに立つオルソンに注目だが、セミで組まれたTPFフェザー級選手権試合の方がより興味深いことは否定できない。昨年12月、王者ジョージー・カラキャニャンは、幼少の頃より学んだ空手の間合いを生かした打撃に、極め重視の寝技を持ち、アイザック・デジーザスを三角絞めで破って同王座を獲得している。
王者カラキャニャンも17勝3敗1分と、ほぼ同じような戦績の持ち主。互いに寝技を得意としているが、長身&リーチの長いミラーを相手に、カラキャニャンは踏み込みの速さで自分の距離を作りたいところ。UFC入りを目指すチャンピオンにとって、大切な実力査定試合になるといえるだろう。
セミ前にはTUFシーズン5ファイターのロブ・エマーソンが出場し、サバント・ヤングと対戦する。エマーソンも1年2カ月振りの実戦の舞台となり、試合感がどれだけ戻っているかは心配される。反応が遅れるようだと、ヤングのギロチンの餌食になる可能性は高い。
また、バンタム級戦のフランシスコ・リベラ×アントニオ・デュアルテも楽しみな一戦だ。WEC〜UFCで成功を収めることができなかったリベラだが、TPF初陣ではマイケルの弟、期待のブラッド・マクドナルトを僅か40秒で倒したハードパンチャーだ。
一方、メキシコ人ファイターで、ムエタイ流のアップライトの構えから強烈なローを放ち、首相撲からヒザを蹴り上げるデュアルテ。打撃でプレッシャーを与える腰高の彼に対し、対戦相手が組みついてくると、ギロチンで仕留めるという必勝パターンを持つ。18戦15勝3敗というキャリアのうち、4試合がギロチンでの勝利。この他、ガードから三角絞めやヒールフックなど、下になってからの仕掛けもしっかりしており、非レスリング系MMAファイターとして一つの形が出来上がっているデュアルテだ。
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