担当M(以下M):2010年から日本選手の海外流出に拍車がかかりましたが、海外に行ったものの出場機会の少ない選手も出てきました。

ラモス(以下R):海外のリーグに行ったら、そのリーグに慣れるまで時間がかかって当然だと思います。だから最初はそんなに出られなくても焦る必要はない。だけど、一定の時間が経って、まだ使ってもらえないようだったら、別の道を選んだほうがいいと思いますね。

M:それは別のリーグや下部のリーグに移籍するということですか?

R:うーん、そういう考え方もあるでしょうが、僕は自分が上手くなるためにはどうしたらいいか、もっと総合的に考えたほうがいいと思いますよ。たとえばバルセロナに在籍できるのなら、トップの選手たちと練習できるだけでも自分を磨けると思います。それだったら試合出場にこだわる必要はない。だけど、ヨーロッパの中でもトップレベルではないリーグにいて、しかも出場機会が少ないのなら、もっと考えたほうがいい。僕はJリーグに戻ってくるという選択肢もあると思いますね。

M:ですが、一度日本に戻ってきたら海外のクラブからチェックされにくいのではないかと思います。

R:いや、今なら日本の選手をちゃんとチェックしていますから、問題はないでしょう。それより選手が考えたほうがいいのは、注目を集めないリーグに行ったり、出場機会が減っていたりすると、日本国内での注目度が落ちていくことです。そうなると、将来のことを考えても不利になる。だったら日本に戻ってきて、もう一度国内外にアピールしたほうがいいと思いますね。

M:たとえば移籍する地域を大きく変えて、ブラジルなんかに行ってみるのはいかがでしょう。

R:う〜ん、僕はヨーロッパに移籍するよりもっと大変だと思います。南米はヨーロッパに比べてもさらに慣れるまで時間がかかると思いますから。

M:どんなところが違いますか?

R:南米だと、もっと個の力が要求されるんですよ。ベースの考え方として1対1というのが強く出てくる。組織で対抗しようとするヨーロッパのほうが日本人には馴染みやすいと思います。もちろんチャレンジするのはいいでしょうが、その前に一度日本に戻ってきたほうがいいと思いますね。特に戻ってきてほしいのは――。

M:えっと、それについてはもう少し移籍の情報が集まってからにしましょう!!  ラモスさん!!  どうやらいろんな噂があるようですよ。ではまた次回〜。