ライト級にしっかりと体重を落せるのか? その辺りも気になる豪腕KJ・ヌーン(

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KJ注目のジナ・カラーノ復帰戦がキャンセルされ、プレリミからShowtimeファイトに。タナボタ式にライト級の好一番KJ・ヌーン×ホルヘ・マスヴィダル戦が昇格した。

Showtimeカードのヘビー級GP補欠戦よりも、よほどメインカードに相応しい試合という声もあり、これはある意味、嬉しい誤算だ。ニック・ディアズに最後の黒星を献上させた元エリートXCライト級王者KJ(※昨年、ウェルター級戦でリベンジを許している)にとって、155ポンドでの試合はこれが初めてとなる。一方、マスヴィダルもウェルター級で戦ったことがあり、ビッグなライト級戦となる。

ストライクフォース世界ライト級といえば、先の川尻達也戦でギルバート・メレンデスが、その地位を絶対的なモノにしている。UFCと比べると圧倒的に層が薄いストライクフォース・ライト級戦線だが、王者の強さは同等とみて良い。

ただし、これまでのストライクフォースでは、ライト級が少数でありながら、精鋭同士の対戦を避けていたような一面が見られた。そんな悪癖が一掃される気配は、KJ×マスヴィダル戦からも十分に伝わってくる。

当然、この試合の勝者が次期チャレンジャーに浮上することが予想され、ハイリスク&ハイリターンの顔合わせは、まさにMMAの頂点にあるズッファ流マッチメイクといえる。加えていうならば、挑戦者決定レースにおいて、実力以外の要素がなるべく排除されれば当然、両者もモチベーションが上がるというもの。

KJ、マスヴィダルともに打撃系ファイターだが、KJはアメリカン・ケンポー、キック、散打、そしてプロボクシングと経験を重ねてきた生粋のストライカーなのに対し、マスヴィダルはレスリングが下地にある。最近では、マスヴィダルはGSP的な打撃で間合いを図り、テイクダウンで勝負に出るというスタイルを模索しつつある。

とはいっても、GSPのような完成度には至っておらず、無理に組みにいって自分から疲れるシーンも見られる。一見、オラオラ系のパンチャーのようでいて完全に後ろ足重心、相手の動きに合わせて、低い姿勢からボディを放っていくKJとでは、スタイル的に良さを消される可能性もある。

その後ろ足重心から、体重の掛かった後ろ足が、鋭利な刃物のようなヒザ蹴りにもなるKJ。踏み込む際に、頭が右側に下がるところに打撃を受けなければ、有利に試合を進めると予想される。
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