[Movie Maker′s GIG in Hollywood]Vol.01 From Cine Gear EXPO 2011 NEWS 〜今年の潮流を見る〜
今年もパラマウントスタジオで開催されたCine Gear EXPO

6月の3、4日(カンファレンスは2〜5日)で米国ハリウッドのメジャースタジオ"パラマウント"施設内において、映画撮影機材の専門展示会"Cine Gear EXPO"が今年も開催された。ここ3年は連続してこのパラマウントスタジオ内に常設されている"オールド・ニューヨーク・オープンセット"を中心に、露天にテントを張った形式で機材展示が行われている。晴天が多いカリフォルニアならではの空気を感じさせる楽しい展示会だ。毎年日本からも映画撮影関係者が訪れており、映画の都ハリウッドの雰囲気を楽しみながら、最新機材に触れる事のできる機会として多くの来場者を呼んでいる。
ここでも先述のようなアフォーダブル化の流れは止められず、更なるコンパクト化、低価格化が進んでいた。しかし昨年のような「DSLR祭り」的な要素から、やはりこのところ"シネマカメラ"を意識した製品が数多く出て来たことからも、そこから一歩進んだカメラ、周辺機器、サポート製品の様相を見せていたのも今年の特徴だ。またカメラが小型化したことによって、ステディカムなどのスタビライズ関連製品が大きく充実してきたのも、今年の傾向といえるだろう。
そんな中、このCine Gear EXPOでの新たな発表として注目されたのは、ソニーの8K CMOSセンサーを搭載した次世代デジタルシネマカメラ『F65』に関していくつかの追加発表が行われたことだろう。
注目の『F65』、その気になる性能と価格は...?
展示会2日目となる現地6月4日の11時半から、スタジオ敷地内の最大シアター施設である『Paramount Theater』では、特別セッション"Sony Announces Next Generation CineAlta Camera with New 8k CMOS Image Sensor"が行われた。ここではNABでも上映されたASC(全米撮影監督協会)のカーティス・クラーク氏撮影による『F65』のデモショートリール『The Arrival』が4Kプロジェクションによりシアタ―施設で上映され、また新設計の8K CMOSセンサーに関する詳しい解説が行われた。ここではベイヤー配列の従来型CMOSセンサーとの違い等が詳しく紹介された。
機材の詳細と最終仕様に関しては、この9月にワールドワイドで発表されるという。ただしCine Gear Expo参加者のためのスニークプレビューとしていくつかの新たな追加発表がなされた。

機能面での追加発表その1は、CMOSセンサーの欠点でもあるローリングシャッター現象を改善するための「メカニカル・ロータリー・シャッター」が搭載出来るようになること。これはどうやらオプションとして用意されるようだ。その2はWiFiコントロールシステムの搭載。これの内容に関する詳細はまだ発表されておらず、本体機能として装備されるかオプションなのかは未定。その3は、10ビットRAWデータで収録可能な『F65』の肝となる、RAWファイルのレンダリングソフトウェアとハードウェアによるアクセラレーターボードも開発中であり、製品とともに同時リリースされるようだ。

そして最も気になる価格だが、正式発表は9月以降になるのだが、そのヒントとなるワードとして"$??K"という文字がスクリーンに。K=1000単位と考えれば、少なくとも10万ドル(800万円以下)以下であることになる。会場にも一瞬ざわめきが上がった。大方の予想では10万ドルを優に超えてくる価格帯を予想されていたようだが、これにはハリウッドのユーザーも大きな期待を持っているようだった。実勢価格は、やはりいま隆盛のARRIのALEXA(本体価格:約600万円前後)や、RED EPIC(本体価格:約500万円前後)に照準を合わせてくる可能性は高そうだ。

これと相まって、ARRIのALEXAがハリウッドを含む北米市場でも非常に評判を呼んでおり、特に北米制作のテレビドラマ系では、2011年度に制作される作品のうち、かなりの数がALEXA撮影によるものだという。レンズとの相性、ProRes〜ARRIRAWまでのファイル方式選択、新開発のCMOSセンサー"ALEV ?"搭載による高感度E.I.800標準/14ストップオーバーの広いダイナミックレンジ、そして猛火の中でも耐えうるという堅牢ボディなど、これぞプロ仕様という内容が各分野で大人気のようだ。RED Digital Cinemaに関してはNAB時点のAJA KiPro miniとの連携以外、これといった新情報はなかったが、各所にEPICの姿は多く見られた。
ではさらにCine gear EXPOの様子を詳しく見て行く事にしよう!
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