第9連邦巡回控訴裁判所は19日、故アンナ・ニコール・スミスによる石油系大富豪の元夫、J・ハワード・マーシャル氏の遺産相続はナシ、と結論付けた。写真は生前のスミス。このような格好でその裁判に臨んでいた。

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(おねだりしたらウンって言ってくれたのに…。)

人気プレイメイトであったアンナ・ニコール・スミスが、薬物過剰摂取により急逝してからすでに3年が過ぎた。彼女は元夫で1995年に他界した石油系大富豪、J・ハワード・マーシャル氏から莫大な額の遺産を相続するはずであったが、マーシャル家と対立。本人も他界した今ではあるが、15年を掛けたこの争いが、この度意外な結末を迎えた。

ニコール・スミスは1994年6月に、63歳も年上の石油系大富豪J.ハワード・マーシャル氏と結婚。そのたった1年1カ月後に同氏は90歳で他界、推定15億ドルと言われる遺産のうち、300ミリオン・ドル(日本円で270億円※)を彼女に譲る約束があったという。

今は亡きニコール・スミス側からは、母親のヴァージー・アーサーが孫(2006年にスミスが出産したダニエリンちゃん)のためにその受け取りを主張。しかしマーシャル家の代表、E・ピアース・マーシャル氏は1ドルも譲らないとしていた。

2001年に、ニコール・スミスは長男ダニエル君をその相続人とする旨の遺言状を作成しており、しかし彼は2006年9月に20歳の若さで薬物過剰摂取で死亡。そのためスミス家には、マーシャル氏の遺産を相続する権利を有するものがいなくなったという主張がひとつ。

そしてもうひとつは、“アンナ・ニコール・スミスは、資産目当てで色ボケした高齢な父をだまして結婚した”というものである。法廷では彼女の奔放な性生活、男性関係にスポットを当て、マーシャル氏の貞節な妻ではなかったこと、夫婦として機能していなかったことを次々と暴いた。

裁判はなんと15年の月日を要し、そしてついに19日、サンフランシスコの第9連邦巡回控訴裁判所は、2001年にテキサスの裁判所で下された判決を支持し、“マーシャル氏の遺産からニコール・スミス側に譲られる金品はナシ”、という結論を下した。


ニコール・スミスの忘れ形見、ダニエリンちゃんは3歳。現在は、父親のラリー・バークヘッド氏に育てられているが、生まれた際には父親を名乗る男性が複数登場し、DNA鑑定は話題になった。ダニエリンちゃんも、“とんでもない遺産を背負った子”という奇異の目からようやく解放される次第である。

“年の差結婚により、莫大な遺産相続に成功した元プレイメイト”という肩書きも、19日を以ていよいよ使用禁止。アンナ・ニコール・スミスらしくて、なかなかスリリングなハリウッドの一大エピソードであっただけに、少し残念だという声も聞かれる。

訂正とお詫び…※部分につきまして、300ミリオン・ドルと記すべきところ、当初300万ドルと誤って記しておりました。勝手ながら訂正させて頂きましたことを、お詫び申し上げます。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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