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 ボートレース三国のスカパー!・JLC杯ルーキーシリーズ第12戦「三国プリンスカップ」は最終日の8日、第12Rで優勝戦が行われ、飛田江己(25=埼玉)がカド5コースから一気の捲りを決めて、4月の大村ルーキーシリーズに続いて今年2回目の優勝を飾った。水谷理人が2着、中野仁照が3着。1番人気の中野希一は5着に敗れ、3連単2万9280円の万舟券決着となった。

 第一声は実感がこもっていた。「まさか優勝できるとは。こんなこともあるんですね」。飛田が今節手にした59号機は三国のワースト機。「整備さんから引いてはダメなエンジンだと聞かされて、実際、前検ではズリ下がっていましたからね。もう帰りたい気持ちも芽生えたぐらいでした」。それでも諦めることなく懸命のペラ調整やリング交換を施し、何とか最低限のレベルまでには持ってきた。

 「ピット離れで同期の2人(中野仁、鰐部)が遅れて、それでスローに入ってくれた。2人ともF持ちなのでスタートは行けないだろうと思って、僕がスタートを行けばチャンスがあるかなと。全速で行きました」。スロー4艇とは勢いが違うダッシュ乗りで5コースから一気捲り。足は劣勢でも展開を味方にして優勝を勝ち取った。「このエンジンで優勝できて自信になりました。将来的にはグランプリを走りたいけど、まずはSGに出ること。当面の目標はヤングダービーを勝ちたいですね」。今年2V。これからは優勝回数を重ねることも目標になる。

 ◇飛田 江己(とびた・こうき)2001年(平13)5月10日生まれ、東京都出身の25歳。21年5月の戸田でデビュー。21年10月の戸田で初1着。22年12月の江戸川で初優出、初優勝。通算30優出9V。主な同期は米丸乃絵、鰐部太空海、中野仁照。1メートル73、血液型A。