「今よりもっと飛ぶ!」最新ドライバー6モデル一気試打
毎年恒例「一気試打」のドライバー編。各メーカーの最新モデルは、フェース構造の進化や重量設計のアップデートで「飛び」と「やさしさ」が同時に底上げされるなど、話題作が目白押し。
全30モデルをギアへの造詣も深い小野耕平コーチと、タイプの異なるアマチュア3人が試打チェック。今回は6モデルのインプレッションを紹介。
4 人とも、今の自分のドライバーよりも「飛ぶ!」「振りやすい!」と驚く、買い替えたくなるモデルが多数あり!
ホンマ
TW777
Spec
●ロフト⾓/9、10.5度
●重さ/約311g(VIZARD BLUE 50・S)
●長さ/45.5インチ
●シャフト(フレックス)/VIZARD BLUE 50(R、S)など
●価格/10万7800円~
【小野Check】シャフトとのマッチングが◎
自社生産している純正シャフトの完成度が高く、ヘッドとのマッチングがいい!もちろんヘッド単体の性能もいいのですが、このマッチングのよさがボール初速の速さに反映されていますね。460ccのフルサイズですが、ヘッドのシェイプがすっきりしていてほんのり操作性もある。まさに「万能型」の1本に仕上がっています。
【ライター I】ちょうどいい操作性
アドレスしたときの顔がシャープで、球筋をコントロールしやすいです。とはいえ、ヘッドがピーキーに動きすぎるわけではないので“ほんのり”とドローやフェードを打ち分けられるのがちょうどいい!
ホンマ
TW777 MAX
Spec
●ロフト⾓/9.5、10.5、12度
●重さ/約約306g(VIZARD for TW777・S)
●長さ/45.5インチ
●シャフト(フレックス)/VIZARD for TW777(R、SR、S)など
●価格/10万7800円~
【小野Check】シャローフェースがスイング矯正にも
シャロー形状で、見た目からボールが高く上がりそうな雰囲気を感じる。ボールを「かち上げる」動きが自然となくなるので、スイングの矯正にもプラスにはたらきます。寛容性が高く、高弾道のストレートボールでキャリーをかせげるので、ドライバーでガンガン攻めたい人、ドライバーに苦手意識がある人、どちらにもオススメです!
【編集 M】すっきり、しっくり感の極み
デザインすっきり、構えてしっくり、振ってもしっくり、すっきり。アドレスしたときの見た目から振り切るまでなんの違和感もない。打感と打音もいいので気持ちよく振れる。フィーリング面はすべて◎です。
ホンマ
BERES
Spec
●ロフト⾓/ 9.5、10.5、11.5度
●重さ/約291g(ARMRQ FLIGHT・S)
●長さ/45.75インチ
●シャフト(フレックス)/ARMRQ FLIGHT(LIGHT R、R、SR、S)など
●価格/17万6000円~
【小野Check】おだやかなクラブ挙動でミート率がアップ
部位ごとに肉厚を調整したカップフェースが高初速エリアを広げ、フェースのどこで打ってもボールが勢いよく飛び出していく。専用シャフトも工夫が凝らされていて、手元側の最外層にはアルミ軸を使用した素材を採用。クラブの挙動がとても安定するので、結果的にミート率が上がりやすく、自分のポテンシャルを最大限に引き出しやすいです。
【シニア長田】しっかり動くけど暴れない
インパクトにかけてシャフトが“スパーン”としなり戻ってくれるので、高弾道のボールが打ちやすい!とはいえシャフトが「暴れる」わけではないので、つかまりすぎる心配もほとんどありません。
PXG
Lightning Max 10K+
Spec
●ロフト⾓/9、10.5、12度
●重さ/203g(ヘッド単体)
●シャフト(フレックス)/MitsubishiDiamana V3 PXG 50/60(R、S)など
●価格/10万5600円~
【小野Check】どこに当たっても変わりにくい
慣性モーメントが高く、フェースのどこで打っても打球がねじれません。とくに驚いたのが「ミスしても打音があまり変わらない」という点。慣れるまでフェースのどこに当たったのか正直わかりませんでした(笑)。3カ所のウェイトの変更で弾道調整ができるので、その日の自分にフィットさせられるところも長所ですね。
【ライターI】電光石火の初速感
なんといっても初速性能が高い!まさに“稲妻”のようにボールが飛んでいきます。かといって初速が速いモデルにありがちな、ボールがフェースをすべる感覚はまったくないのが好印象です。
PXG
Lightning Max Lite
Spec
●ロフト⾓/10.5、11.5度
●重さ/189g(ヘッド単体)
●シャフト(フレックス)/Mitsubishi Diamana V3 PXG 50/60(R、S)など
●価格/10万5600円~
【小野Check】ヘッドの走りが振り遅れを防ぐ
軽量設計と高MOIを高次元で両立しているので、まさに“楽に飛ばせる”モデルといっても過言ではありません。フェースがシャローなので高弾道が打てる。打感・打音もとてもいいです。インパクト直前からヘッドがシュッと走って球が高く上がるので、振り遅れての右プッシュやスライスが出やすい人にも、ひとつの選択肢になり得るでしょう。
【シニア長田】打点がズレても真っすぐ飛ぶ
インパクトでの球離れがよくて、初速の速さを手元の感触から感じることができました。弾道も強め、私の場合、中弾道で目標に向かって糸を引くように伸びていく。10歳くらい若返った気分になりましたよ!
PXG
Lightning Tour Mid
Spec
●ロフト⾓/8、9、10.5度
●重さ/203g(ヘッド単体)
●シャフト(フレックス)/Mitsubishi Diamana V3 PXG 50/60(R、S)など
●価格/10万5600円~
【小野Check】ツアーモデルデビューはコレで決まり!?
ヘッドサイズは「やや大きめ」で、寛容性と操作性のバランスがとれたモデルです。新開発の「チューンドフェース」によって中弾道の強い球を打ちやすく、クリアな打音も高初速感をより演出してくれています。いわゆる“プロ仕様”の難しさはまったくないので「今年こそツアーモデルデビューをしたい」という人にもぴったりです。
【編集 M】フェースを目標に向けやすい
ツアーモデルを少しやさしくしたモデルですが、ミスヒットへの強さに加えて、フェード、ドローの打ち分けができる。この操作性、コースでは武器になりそうなので、実戦で使いたいと思う1本です。
いかがでしたか。お好みのドライバーをぜひ探してみてください!
試打・解説=小野耕平
●おの・こうへい/1997年生まれ、茨城県出身。中央学院大ゴルフ部を経て、指導者の道へ進み、石井 忍 主 宰 の「エースゴ ルフクラブ 」にてインストラクターを務める。レッスンのみならず、クラブに対しても研究熱心。的確なアドバイスでアマチュアゴルファーを上達へと導く。
シニア代表
長田光史さん
51歳、ドライバーのHS30m/秒後半、持ち球はフェード系。スイングは方向性重視で“マン振り”はほとんどしない。そのぶんクラブの力を借りて、しっかりボールをつかまえながら飛ばしたい!
フッカー代表
編集M
HS40m/秒前後。持ち球はドロー。50歳をすぎて体と飛距離に衰えを感じているが「楽に飛べばいいってもんじゃないよ」と、クラブや球筋に対してもこだわりは人一倍強いベテラン編集者。
スライサー代表
ライターI
HS42m/秒前後。持ち球はフェード。クラブ選びの基準は「結果重視」。スライスとスピン過多になることが多いため、ボールをつかまえてくれて、スピンを減らせるドライバーを模索中。
構成=石川大祐
写真=田中宏幸
協力=エースゴルフクラブ千葉
