【詳しく】セクハラ認定の田川市長が辞意「市民生活への影響を避けるため決断」 福岡
福岡県田川市の村上卓哉市長が、女性職員からセクハラ被害を訴えられていた問題です。村上市長は22日午前10時半から緊急の記者会見を開き「5月31日をもって、市長の職を辞職する」と述べました。
【市民生活への影響を避ける】
「決断に至る前に様々、考えがございましたが、何と言っても6月議会を目前にしたこの時期、これ以上、市政を混乱させるわけにはいかない。停滞を招くことは何としても避けるべきだという思いから、市民生活に影響が出ることを避けるために決断した」と理由を述べました。
出直し市長選への立候補について問われると「現在のところは白紙」と述べました。
【認識の乖離(かいり)に気づけなかった】
第三者委員会にセクハラを認定されたことについては「当初から申し上げています通り、相手方との関係性は、お互いの共通の認識の中で成り立っている交際の関係であると捉えていました。しかしながら、相手からそうではないと訴えられまして、第三者委員会が設置された。真摯に対応してまいりました。結果として、ああいう報告が来た。私が共通の認識と捉えていた部分が、相手方との認識に乖離(かいり)があった。ハラスメントと認定されたのであれば、当時の私の認識と相手方との認識に乖離(かいり)があったことに気づけなかった。そこは大いに反省すべき所であろうと思います」と話しました。
その上で「市民の皆様に対しては、問題発覚以降、たびたび混乱を招いたことについて心からお詫びを申し上げます」としました。
【4つの行為をセクハラと認定】
第三者委員会は18日、市長の一部の行為をセクハラと認定した報告書を市に提出していました。
田川市の女性職員は、村上市長に交際を強いられたと訴え、村上市長は去年2月の会見で、女性との関係を「不倫だった」と説明していました。女性職員側は「不倫ではなくセクハラだった」と主張していました。
第三者委員会は18日に公表した報告書で、村上市長の行為のうち「公用車内で手を握る」「カラオケ店でキスや体を触る」「公務出張などの際の性行為」など4つの行為を、セクハラと認定しました。
女性職員は第三者委員会の聞き取りに対し「市長からの呼び出しを自由に断れるような心理状態ではなかった」などと話していて、報告書は「職務上の圧倒的な力関係の差異を背景に“拒否”を伝えられる関係性があったと認められない」と指摘しています。
第三者委員会の報告を受け、女性職員は代理人弁護士を通し「認めていただいたことで前を向いて歩いていける」「第三者委員会からの提言を受けて田川市役所には変わってほしいと心から願っている」とコメントしています。
