カルビーの公式Xより

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カルビーはナフサ調達の不安定さから「ポテトチップス」のパッケージを白黒印刷に切り替えると発表し、農林水産省はナフサ供給に問題がないとしてカルビー側にヒアリングを行った。

この1時間程度の“ヒアリング”の詳細が不明なため、 SNSではさまざまな憶測を呼んだ。例えば、CBCテレビ解説委員の大石邦彦氏はX(旧 Twitter)にこう投稿している。

「政府はヒアリングしたというが純粋な調査なのか、民間企業の経営方針にモノを申すのか?各企業は、この行く末を見守っています。この政府のあり方に違和感を覚えるのは、私だけでしょうか?」

多くのネットユーザーは大石氏と同様の見方で、政府が民間企業に圧力をかけているのではないかと疑念を抱いている。

企業批判の声も

しかし、一部の高市支持者からは「(カルビー製品を)買わない」という不買の意思や「原料不足以外にも戦争という現状への警告の意図があるのでは」「さすが広島発の企業としての反戦の姿勢」といった陰謀論的な投稿もあった。また、「カルビーの企業努力も姿勢も工夫も知恵も足りないんだよ!」とあからさまに企業を批判する投稿も。

商品を買うか買わないかは個人の自由だが、まるで自分が信奉する革命家を否定されたかのように、企業の判断を政治的敵視するのは筋違いだ。また、石油危機が深刻化する中で、企業が資材不足を訴えるのは当然のことであり、それを「政府批判」と決めつけるのは、戦前の全体主義思想と同じである。

また、元経産省官僚は「多少内情聞いた感触だとカルビーの件は単純にカルビーの調整不足っぽいな。わりと軽い気持ちで踏み切って反響の大きさに戸惑ってる。農水省はともかく官邸が出てくるとは思いもしなかったようで」という思わせぶりな投稿をしたところ、350件以上の返信があり、ほとんどは批判コメントだった。やはり、政府の聞き取りがおかしいという意見が大勢だ。

さて、その農水省は57の資材について流通実態の調査を行っていて、「パン袋」や「飲料ペットボトル」など12の資材については当面、調達のめどが立っているとする一方、「菓子袋」については現在も調査中としている。消費者としては詳細が気になるところだ。

文/横山渉 内外タイムス