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最近、ゲーミング業界でアツくかわされるXbox復活熱望論。なぜXboxの魅力は落ちたのか、ゲーマーたちは何を望むのか、次世代Xboxに何を期待するのか…。少なくとも、AIのプレイサポート機能が求められていないことは、ゲーマーもXboxの中の人もわかっているみたい。

XboxでのCopilot開発は中止

Xboxのトップ、今年2月にCEOに就任したAsha Sharma氏が自身のXを更新。新CEOとして、今日のXboxを作り上げてきたリーダーたちに加え、さらに前進するために必要な新たな人材を迎えた上で、これからのXboxに沿わない機能は切り落とすと宣言。今までの方針からシフトしていくと語りました。その一環として、つまり今後の方向性に沿わない機能として、ゲーム機(Xbox)におけるMicrosoft(マイクロソフト)のバディAI、Copilotの開発を中止することを発表しました。

ゲームのAI、Xbox Gaming Copilotは、昨年にベータ版として登場。画像認識技術を用いてユーザーのゲームプレイをサポート、チャット型インターフェースでやりとりもできるというものでした。

が、ゲームのアイテムの誤認識や、アドバイスが的外れなど、ゲーマーの相棒にはとてもじゃないけどなれない機能でした。というか、それなりのゲーマーなら「うるさいから黙ってろ!」って言うレベル。

鍵となるのはAIによるアップスケーリング

Sharma氏が、新たな人材として迎えるのは元GitHubのデザイン部門シニアVPのTim Allen氏、MicrosoftのCoreAIチームトップのJonathan McKay氏、同じくCoreAIチームのプロダクトVPで現在はXboxエンジニア部門のVPを務めるJared Palmer氏。Xboxというプラットフォームで、開発者とゲーマーの体験を高めるAI開発がミッションです。

そのミッションの中枢にあるとSharma氏が考えるのが、AIによるアップスケーリング技術。NVIDIAでいうところのDLSS、AMDのFSR、IntelのXeSSです。ソニーのPlayStation 5 ProもPSSRというアップスケーリング技術があります。

低画質でもAIがフレームを生成することで、レンダリング負荷をかけず高画質を実現。結果、マシン性能がそこそこでも多くのゲームをより高い性能でプレイできるようになります。

次世代Xbox「Project Helix」向けにチップを開発しているAMDは、すでにXboxとそのアップスケーリング技術を共有。次世代技術のFSR Diamondで、2つのレンダリングフレームの間に生成フレームを複数入れ込んでいく想定。

ゲーム業界全体では、AIアップスケーリングへのシフトは大きくなっています。一方で、AIアップスケーリングによる生成フレームは、しょせんはフェイクフレームだ! ラグや映像グリッチが気になる!と、一部のゲーマーからは不満の声も。それでも、ゲームをサポートするCopilotよりは、アップスケーリングの方がゲーマーにはずっと役に立つはず…。

Sharma新CEOの下、次世代Xboxにはさらに大きな期待がかけられそうです。

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