集団感染疑いのクルーズ船に乗船のフランス人夫婦「マスク着用で会話」「移動の自由ある」

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大西洋を航行中のクルーズ船で、ハンタウイルスの集団感染が疑われる中乗船しているフランス人夫婦がFNNの取材に書面で応じ、「船内は落ち着いている」と現在の状況を明らかにしました。

取材に応じたのは、フランス人のロランさん67歳と、ジュリアさん62歳の夫婦です。

2人は、自然や環境を専門とするフリーランスのジャーナリストで、獣医師の資格も持っているということです。

船内の感染状況について、「流行は一度もなく、実際に起きたのは局所的な感染だ」と指摘しました。

そのうえで「私たちは4月1日から船に乗り、知らないまま病気と共存してきたが、指数関数的な拡大は起きていない」と強調しています。

また、乗客の平均年齢は高めだとしながらも「このあり得ないような出来事に巻き込まれた乗客も乗員も、皆落ち着いている」としています。

一方、感染した疑いのある3人が治療のため移送されたことについては、「心理的には大きな重荷が取り除かれた」と述べました。

船内の様子については、生活はほぼ通常通りだとしたうえで、「できるだけ客室にとどまり、大きな集まりを避けるよう勧められているが、移動の自由はある。屋外デッキでは、マスクを外すこともできる」と説明しています。

さらに、「少人数で距離を取り、マスクを着けたうえで会話することができ、食事もレストランで安全な距離を保ちながら取っている」としています。

乗客乗員約150人を乗せたクルーズ船は、10日の早朝にスペイン・カナリア諸島のテネリフェ島に到着する予定です。