さらなる成長を求めて進んだ順天堂大では、1年から主力として活躍。3学年上のチームメイトには旗手怜央(現セルティック)らがおり、関東大学サッカーリーグ1部の対戦相手には筑波大の三笘薫(現ブライトン)や法政大の上田綺世(現フェイエノールト)らがいた。そうした錚々たる選手たちに対して「全然やれる」と感じられたことが、自信に繋がった。

 そして3年次の22年1月、山粼は23年からの広島加入内定を掴み取った。

「サンフレでプロになることしか考えていなかったですし、それを実現させるために大学へ行ったので、嬉しかったです。正直、大学でサッカーをしている時はサンフレに戻れるのか不安な気持ちもありました。でも、試合に出てやっとスタートだから、これは過程に過ぎない。ここからもっとやっていかないといけないと思って、気を引き締めました」

 揺るぎない自信を持って、J1の舞台に挑んだ。しかし、すぐにプロの世界の厳しさを痛感することになる。

後編に続く。

■プロフィール
やまさき・たいち/2001年1月8日、広島県生まれ。大野FC―廿日市FCジュニア―広島ジュニアユース―広島ユース―順天堂大―広島。空中戦とフィジカルに強く、ビルドアップ能力に優れるCB。ガウル監督が就任した今季はボランチでも起用されている。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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