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トランプ大統領が出席していた夕食会の会場付近で銃撃事件が起きました。セキュリティー面について、夕食会に参加した記者によると、警備上の死角もあったといいます。

■記者会主催夕食会…発砲事件発生

アメリカ・ワシントンで25日夜。

アメリカ大統領ドナルド・トランプ」

拍手喝采を浴び、登場したトランプ大統領。そのおよそ20分後、“銃声”が会場に響き渡りました。

年に一度、ホワイトハウスの記者会が主催する夕食会で発砲事件が発生。

コール・アレン容疑者(31)
トランプ政権の高官を撃ちたかった」

逮捕された男が、トランプ政権に対して強い怒りを抱いていたことがわかってきました。

■トランプ大統領はケガなし 当時の様子は…

現場は、ホワイトハウスからおよそ2キロほど離れたホテル「ワシントン・ヒルトン」。ステージ近くにいた記者が撮影した映像では…

増田理紗記者・NNNワシントン
「今、ホワイトハウスの記者協会が開催しているディナーパーティーの会場にいるんですけど…。あっ、誰かが叫んでいますね」

2600人ほどが参加した夕食会。

ドイツの記者
「発砲があったの?大統領を狙っていたのかな?」

すぐさまシークレットサービスが駆け寄り、トランプ大統領はテーブルの下に。

銃を持った警職員も護衛にあたり、ケガはなく会場をあとにしました。

■容疑者 塾講師やゲーム開発者の顔を持つ一方…

トランプ大統領は自身のSNSに、セキュリティーチェックを強行突破する男の映像をアップ。

カリフォルニア州出身のコール・アレン容疑者(31)が逮捕されました。

アメリカメディアによりますと、名門・カリフォルニア工科大学を卒業。

山田元気記者・NNNロサンゼルス
「アレン容疑者は学習塾で講師として指導にあたっていました。生徒によると知識が豊富でとても親しみやすかったということです」

塾講師やゲーム開発者の顔を持つ一方で、「反トランプデモ」に参加。トランプ政権を標的とするメモを作成し、犯行10分前に家族に送っていたことが新たにわかりました。

コール・アレン容疑者・メモの内容
「この政権が行ってきた全てのことを考えると怒りがこみ上げてくる。最高位から順に標的にする」

セキュリティーに問題は? ウェブに夕食会の日時・会場を掲載

セキュリティーに問題はなかったのか、夕食会に参加した記者は…。

夕食会に参加 ワシントン支局長・山崎大輔記者
「この夕食会は、記者協会のウェブサイトに日時も会場も掲載されていて、トランプ大統領も先月、SNSで出席を表明していました。つまりトランプ大統領が訪問することは誰でも知ることができたといえます」

こうして情報を察知したのか、会場のホテルに前もって宿泊した男。さらに“抜け道”が…。

ワシントン支局長・山崎大輔記者
「宿泊客は検査を受けることなく、ホテル内の手荷物検査場まで近づくことができました。この点が警備上の死角になったといえます」

■2024年7月にも演説中に銃撃されケガ

2024年7月にも、演説中に銃撃されケガをするなど、幾度も“標的”とされてきたトランプ大統領。自身が狙われる理由について。

トランプ大統領
「最も大きな成果をあげている人々、例えばリンカーン大統領などが暗殺されている。我々はこの国を変えてきた。だが多くの人がそれを良く思っていない」

さらに「この事件がイランと関係があるかわからないが、私たちはすばらしい仕事を続けていく」とし、事件はイラン情勢への対応に影響しないと強調しました。

そして翌日、FOXニュースに電話出演したトランプ大統領は…

トランプ大統領
「主導権はこちらにある。イランが話したければ電話をかけてくればいい」

イランとの交渉をめぐり、強気の発言。対面ではなく、電話で交渉を進める意向を示しました。

■米イラン協議…こう着続く イラン側から新たな提案も

こう着状態が続くアメリカとイランの協議。争点となっているのは、ホルムズ海峡の“封鎖”と核開発をめぐる問題です。

アメリカメディアは26日、こうした状況を打破するために、イラン側が新たな提案をしたと伝えました。

その提案というのが、核問題の協議をいったん棚上げして、アメリカによるホルムズ海峡の“逆封鎖”を先に解除するよう求めるものです。

ただ、ホルムズ海峡の“逆封鎖”はアメリカがイランに圧力をかけるための重要なカード。トランプ大統領が、イランの提案をすんなり受け入れるかは不透明です。