《女性らの不自然な“ダンス動画”が発見される…》「お前の将来を台無しにできる」10代少女らを脅して思い通りにしていたとの証言も【エプスタイン文書】
米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告に関する捜査資料、通称「エプスタイン文書」約350万枚を米司法省(DOJ)が公開してから約3か月 ──政財界の有力者らに対し辞任や説明責任を求める声が上がるなど社会的な波紋は広がっているものの、いまだ全体像の解明には至っていない。
【写真を見る】ダンス動画にはデニムを脱いでいる様子や、2人で踊っているものも撮影されていた
エプスタイン元被告は、1990〜2000年代の長期間にわたって、10代少女を含むおびただしい数の未成年女性に対する人身売買および性的虐待に関与していたとされる。2008年には、米フロリダ州に所有する邸宅で少女らに金を支払い、性的な行為をしたとして実刑18年の有罪判決(その後、秘密裏に司法取引が交わされ、13か月で出所)。2019年に再び起訴されたが、まもなく勾留中に死亡した。大手紙国際部記者の話。
「この事件が世界中を震撼させている背景にあるのは、社会的影響力を持つ人物らが絡む大規模な"買春ネットワーク"が存在するという疑惑です。エプスタイン文書には、元被告と親交があったと見られる大物らの名前が複数登場しています。
文書はあくまで捜査資料であるため事件への関与を示す決定的証拠ではありませんが、名前が挙がった人物らに対して、世間からは『元被告と共犯関係にあったのでは』『隠していることがあるのでは』などと厳しい目が向けられています」
被害女性の証言を裏付ける「ダンス動画」
他方、文書公開によって見えてきたのが、元被告による被害女性らへの扱いの実態だ。既報の通り、文書内には女性を被写体とした膨大な数の写真や動画が含まれていた。前出・記者が続ける。
「なかには、シースルー生地のセーラー服を着た人物が膝を着いてカメラに一礼する動画や、服を脱いだ状態で四つん這いとなった人物の背中から臀部にかけて石膏と思われる液体が塗りたくられている写真などが存在していました。これらの資料は、これまで被害女性らが裁判で証言してきた内容と重なる点が認められます」
元被告は、自身が所有する邸宅などに「マッサージ」の仕事という名目で女性を招き入れ、性的暴行をくわえていたとみられる。複数の裁判資料によると 、ハウスキーパーを10年以上勤めた人物は「"マッサージ"のために100人以上の少女が家を訪れたのを見た」と証言。また、ある証人は「部屋いっぱいの未成年少女たちにキスやダンス、互いに性的に触れ合うことを指示していた」と明かしていた。
「司法省は、被害にあった可能性がある人物の保護を目的として、性的に露骨な資料には黒塗りを施したとしています。そのため詳細な状況は伏せられていますが、エプスタイン文書から若い女性たちの"ダンス動画"が少なくとも20本 以上発見されました。現地報道によると、これらの動画は元被告のパソコンなどから取得された ようです。
撮影された場所は、基本的に元被告の邸宅にある同じ一室。1人ないし2人がダンスをしている様子を、机を挟んで撮影しているような映像です。手元にはペンと紙などが置かれているのが見て取れます」
また、文書からは「(元被告に)若い女性を紹介するよ」というメールのやり取り が多数出てきたという。
「これらの資料から、元被告はダンスなどをさせることで、買春の対象となる女性の"選別"や"格付け"を行っていた可能性が指摘されている。
紹介された少女らのなかには"将来の夢"を利用されたケースもあったようで、ある報道 によると、プロダンサーを目指している少女に対して『私の"お願い"に答えれば、持ちうる財産と人脈でダンサーとしてのキャリアを華々しいものにできるが、断れば将来は台無しになるだろう』と脅迫していたことも明らかになっています」
政財界や芸能界の大物らの関与について、依然として疑惑の域を出ないが、国内外から追及の声は今後も強まっていくだろう。全てを知るエプスタイン元被告が不在のなか、誰が"真実"を語るのか──。
