家に存在しない服が着たいとギャン泣きのイヤイヤ期ボーイ。無理難題への対処法はある?【著者インタビュー】

【漫画】本編を読む
テレビアニメ・ドラマ化もされた『女子高生の無駄づかい』(KADOKAWA)で知られる漫画家・ビーノさん。彼女が自身の子育てについて描いた育児エッセイ漫画の第2作となるのが『エモーショナルイヤイヤ期 〜人間を3年育ててみた〜』(KADOKAWA)だ。
俗に言う“魔の三歳児”になった息子・ぽよくんとの日々は笑い、感動、困惑……まさに感情のジェットコースター!? “育児あるある”をビーノさん独特の視点でポジティブ&コミカルに描いた本作は3歳児を育てたことがある人ならみんな共感の嵐を体験できるはず。そんな本作について、そして現在4歳半になった息子・ぽよくんとの日々について、ビーノさんにお話を伺った。
ビーノさん(以下、ビーノ):感情的になるとまだ話が通じないことが多く、イヤイヤ期に片足を突っ込んだままの状態です。ただ、今は親の言い分を理解できるようになったようです。その時すぐ飲み込めなくても落ち着いてから「さっきこういう理由で自分は嫌がったんだ」と説明してくれたり、仲直りを要求してきたり。息子なりに反省している様子がみられるようになりました。
――特に第24話、家に存在しないズボンを要求して号泣する話はまさにイヤイヤ期ですよね。我が家にも「星柄の服じゃないと着ない期」がありました……。服装へのこだわりは他にもありましたか?
ビーノ:ありましたね。おしゃれだと思って買ったアニマル柄のズボンは全て拒否されました……。
――存在しないズボンを諦めてもらうために、ぬいぐるみを使って「おそろいの色のズボンをはこう!」としゃべったわけですが、この作戦は失敗に終わってしまったそうですね。その後謎のこだわりが発動した場合、事態を切り抜けるために有効な方法はありましたか?
ビーノ:なかったですね……。お子さんにもよるとは思いますが、一度イヤイヤモードになったらどんな手段でもすぐに収めることはできない気がします。強いていえば、イヤイヤな気持ちに寄り添った場合と突っぱねた場合では寄り添った方が“若干”早く収まるかな、くらいです。イヤイヤモードに入ったら耐久レースが始まったと腹を決め、子どもをどうこうしようというより、親が心を無にするのがいいと思いました。
取材・文=原智香
