クビはつながった(C)共同通信社

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 9日、弟子の伯乃富士に暴力を振るった元横綱照ノ富士の伊勢ケ浜親方(34)の処分が発表された。

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 2階級降格で親方としては最下位ランクの平年寄に降格。3カ月10%の報酬減額に加え、伊勢ケ浜部屋は今後、当面の間は協会・一門の監督下に置かれ、彼らによる定期的な状況確認が行われる。師匠は伊勢ケ浜親方のままだが、4人の部屋付きを含めた集団指導体制となる。

 当初は「師匠交代もあるのではないか」とウワサされながら、穏当に着地した今回の処分。昨年6月に退職した元横綱白鵬は、弟子の暴力がきっかけで部屋を閉鎖された。それに比べて甘い処分だが、いかんせん事情が大きく異なる。

 白鵬は現役時代から問題行動の常習犯。いわばフダ付きで、親方になる際も「協会のルールに違反しない」と誓約書を書かされたほどだ。対して照ノ富士は今回が“初犯”。自ら被害者を伴って協会に出頭し、調査にも協力的だった。

 殴られた伯乃富士の素行にも問題がある。協会の発表によれば、酒席で酔っ払い、タニマチが連れて来た女性のふとももを触るなどし、タニマチが激怒。伊勢ケ浜親方が「何回同じことをやらかすんだ」と注意したが、口頭だけでは埒が明かないと考え、2発殴ったという。伯乃富士は過去に同様のトラブルで外出禁止をされたことがあり、八角理事長に厳重注意をされた。

「タニマチの女性にセクハラするなんて前代未聞。暴力を肯定するわけではないが、執行部も『こんなバカを指導しなきゃいけないのだから……』と、同情した面もあるでしょう」(ある親方)

 師匠交代とならなかった理由については、角界OBがこう推察する。

「年寄株を譲った者は、継承者から顧問料や指導料の名目で金銭を受け取ることが認められている。この場合は照ノ富士が、先代伊勢ケ浜親方の宮城野親方(元横綱旭富士)に、です。ただ、照ノ富士は部屋の建物も先代から有料で借りており、そちらと合わせるとかなりの額を月々支払っていると聞いている。師匠交代となった場合、そのカネを照ノ富士が払い続けるのか、あるいは新師匠が払うのかの問題が噴出する。後者だと果たして払えるかどうか……。新たな火種となりかねないのを、協会も危惧したのではないか」

 執行部もどう処分すべきか、頭を抱えたのは間違いなさそうだ。

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 伯乃富士の素行の悪さはさておき、今回の暴力事件は「起こるべくして起きた」という見方がある。その背景にあると囁かれているのが、元横綱白鵬との「壮絶因縁」だ。いったいどういうことか。両者の間には何があったのか。●関連記事 【もっと読む】元横綱照ノ富士「暴力事件」の一因に“大嫌いな白鵬” 2人の壮絶因縁に注目集まる では、それらについて詳しく報じている。