音楽フェス「CENTRAL MUSIC&ENTERTAINMENT FESTIVAL 2026」2日目に出演したORANGE RANGE(撮影・きるけ。/MMT)

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横浜の街全体で開催される都市型音楽フェス「CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2026」が3日から5日にかけて開催され、3日間で約9万人を動員した。計34組の豪華アーティストが春の横浜を華やかに彩った。

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フェス2日目となる4日、メイン会場となるKアリーナ横浜のオープニングアクトを務めたのは、シンガー・ソングライター汐れいら。ピアニストとたったふたりでKアリーナのセンターステージに立った彼女の繊細さと生命力の強さを共に感じさせる声が、「CENTRAL STAGE」の幕開けを告げた。

メインステージにまず登場したのは、ロックバンド「amazarashi」。メディアなどに素顔を明かしておらず、シルエットでしか姿を見せず、表情も見えない。家族への思いを歌う新曲「クラウン新車で買ってあげる」も披露される貴重なライブとなった。

3ピースバンド「凛として時雨」が続き、はまじあき原作のアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」から飛び出したバンド「結束バンド」が登場。魂の唸りのようなインスト「後藤覚醒のテーマ(仮)」から「あのバンド」へとなだれ込むドラマチックな展開でライブは始まった。長谷川育美(Vo)はMCで「日本の響きを世界へ」という「CENTRAL」のテーマにシンパシーを語りつつ、美しくもパワフルな歌声を響かせた。

トリを務めたのは、今年で結成25周年を迎える沖縄出身の5人組バンド、ORANGE RANGE。1曲目から沖縄の方言で「ようこそ」を意味するタイトルのクールなダンスチューン「メンソーレ feat.ソイソース」を披露。さらに立て続けにヒット曲「以心電信」へ。コール&レスポンスが幸福な一体感を生んだ。ORANGE RANGEのライブは至ってシンプル。笑って、飛び跳ねて、歌って、踊るだけ」というHIROKI(Vo)の言葉を体現するように、常に先鋭的な音楽性を持ちながら、洒脱(しゃだつ)な遊び心で人々を魅了してきたORANGE RANGEらしい、エッジが立ちながらもハッピーなライブで会場は大いに盛り上がった。ラストは大ヒット曲「イケナイ太陽」、さらに「上海ハニー」で締めくくり。見る者の心を軽やかに、そして解放的にする音楽のパワーをひしひしと感じさせるパフォーマンスで、「CENTRAL」は幕を下ろした。

同フェスはKアリーナ横浜、横浜赤レンガ倉庫赤レンガパーク特設会場、KT Zepp Yokohamaといった「音楽の街」横浜を代表する3会場と臨港パークを使い、アーティストラインアップもコンセプトも異なった独立したイベントを同時に開催する新たなイベント。3日間、横浜の街そのものが巨大なフェス空間となった。