昨今、容姿に不安を抱える若者は多く、ある調査では「容姿について心配している」と回答した15歳〜29歳の若者が50%を超えていることがわかった。

【映像】アイプチで二重になった20代女性(実際の様子)

 ニュース番組『わたしとニュース』では、一重まぶたの悩みに寄り添うコスメブランドを立ち上げた現役高校生で株式会社JUNIHITOE代表取締役の野田樹里氏をスタジオに迎え、タレントのSHELLYとともに容姿や見た目コンプレックスについて深掘りした。

■「容姿が不安」15〜19歳の割合が57.7%、「鼻」と「目」にコンプレックス

 こども家庭庁の調査によると、13歳から29歳の若者1089人を対象にした調査で、現在の悩みや心配ごととして「容姿について心配している」と答えた13〜14歳の割合は41.1%、15〜19歳は57.7%、20〜24歳は53.3%、25〜29歳は54.2%に上った。

 さらに、女性250人を対象にしたアンケートで、顔のパーツにコンプレックスを感じている人は70%に上るという。具体的にコンプレックスを感じている顔のパーツについて尋ねると、「鼻」が25.7%、「目」が20%、「フェイスライン」が13.7%、「口元」が13.1%、「肌」が8%という結果だった。

 この結果に対しSHELLYは驚きを見せた。「ちょっと意外だなと思った。私が10代20代の頃って、目が一重だったりとかフェイスラインとか、そういうのはよく言われていて、鼻ってそんなにみんな真剣に悩んでなかった気がするけど、1位というのがびっくりした」。

 野田氏も若者のリアルな実態を明かした。「もちろん目もコンプレックスを抱えている方が多いけれど、鼻も大きすぎたらコンプレックス、小さすぎたらまたそれもコンプレックスで。綿棒で調整をしたりとか、鼻にもすごくコンプレックスを感じている子が周りに多い印象がある」。

 綿棒を鼻に入れて形を調整するなど、涙ぐましい努力をしている若者たちについてSHELLYは「それを楽しんでいるんだったらいいと思うけれど。コンプレックスから来ていたり、悩んでいたりするのだったら、私はすごく嫌だなって思っちゃう」と語った。

■「メイクをしている時」にコンプレックスを感じる“一重まぶた”

 コンプレックスとして2番目に多かった「目」の悩み。野田氏自身も調査を行っており、一重まぶたの女性485人を対象にしたアンケートでは、コンプレックスを感じるシチュエーションとして「メイク・コスメ」が73.3%に上った。さらに、10代後半から20代前半の一重まぶたの男女328人のうち、一重にコンプレックスを持っているという人は69%だった。

 この結果を見て、野田氏は「一重まぶたに特化したコスメブランドをやっていこうと思った時に、こういうアンケートであったりヒアリングをして、約7割の方が深いコンプレックスを感じているということは、心がムズムズした気持ちになった。実際にそのコンプレックスを抱えている要因がどこなのかを掘り下げていこうと、24時間のどういったシチュエーションでコンプレックスを感じているのかもヒアリングをさせていただいたが、そこでメイクだったりコスメという女性にとっては日常になっているところで感じているのはすごく問題だと感じた」という。

 メイクをしている時に、自分のパーツについて深く思い悩む人が多い。野田氏はさらに具体的な悩みを挙げる。「特に、腫れぼったく見えてしまわないかとか、どういうアイシャドウを使おうかとか、コスメ選びに悩まれている方が多い印象だった」。

 さらに、ヒアリングをする中で「一重まぶたそのものが悪いみたいに考えてしまっている子がすごく多い印象で。一重まぶたそのものが悪いというより、周りが作り上げてしまっているこの環境自体に問題があるなと感じた」という。

■二重への憧れと一重・奥二重のメイクの苦労…

 世の中の人々は自分のコンプレックスとどう向き合っているのか。街の声を聞くと、二重まぶたへの憧れや、一重・奥二重ならではの苦労が見えてきた。

「奥二重だと顔が薄く見えるというか…。(二重の同行者が)めっちゃ羨ましいなって思います」(30代・奥二重)

 学生時代はずっと一重まぶただったという女性は…。「(一重は)目が重く見えるし、雰囲気も柔らかくない。二重になりたくてずっとアイプチをしていた。それでずっとアイプチをしていたらなじんだ。二重になってから自信を持ち出している」(20代・二重に変化)

 同じく元々一重まぶただという女性は…。「メイクで二重にしている。コンプレックスがありました。やっぱり目がちっちゃく見える。二重にした方が自分的に好き。ただ、時間(の問題も)あるし、二重にすることでまぶたがかぶれちゃったりもするので、そのケアとかもちょっと大変」(20代・二重メイク)

 同じく二重メイクをしている女性は、化粧の情報の少なさがあったそうだ。「アイプチとかしている。発信されているメイクの動画は二重の人が多い。インフルエンサーの方とかも。参考にするのが難しい。(一重は)メイクの幅が狭まっちゃう」(20代・二重メイク)

 奥二重だという女性も、メイクにかける比重は大きかったという。「メイクは結構研究しました。二重の人に合うメイク方法やメイク道具が多いので、一重でもどうやったらキレイにできるのかいろいろ探して、高校生の時とか苦労しました。一重のままでもいけるように」(20代・奥二重時々一重)

 別の奥二重の女性は、メイクの中でも特にアイシャドウに苦労していると明かした。「アイシャドウはまぶたが一重や奥二重は目を開いたら見えなくなるので(二重が)羨ましい。色鮮やかなアイシャドウとかつけてみたい」(20代・奥二重)

 二重にする整形手術を受けた女性にも話を聞くことができた。「(一重の時はメイクが)大変だった。私はあまりしないけど、アイシャドウが一番大変」(10代・二重整形を受けた)

 このように目元に悩みを抱える女性は非常に多い。野田氏は、「コロナ禍でマスクをしていた時も目元しか見えない状態だった。会話をする時もどうしても目元は見るところ。自分で鏡で見たりする時も一番見るのは目だと思う。目を中心に考えとかがいろいろ生まれてくる部分もあるのかなと思う」との見方を示した。

(『わたしとニュース』より)