なでしこニールセン監督“事実上の解任”…佐々木ND「技量足りない」後任は狩野倫久コーチの昇格が最有力
日本サッカー協会は2日、女子日本代表「なでしこジャパン」のニルス・ニールセン監督(54)の契約満了を発表した。先月行われたアジア杯で来年のW杯出場権を獲得し、2大会ぶりの優勝を果たした決勝から12日後の電撃退任。事実上の解任とみられ、同29日の臨時理事会で決議された。
デンマーク出身のニールセン監督は、24年12月に女子初の外国人指揮官として就任。選手のやる気を引き出す指導で、昨年2月に米国を13年ぶりに撃破するなど一定の成果を上げたが、同4〜10月の国際親善試合で6戦未勝利と不振に陥った。東京都内で会見した佐々木則夫女子ナショナルチームダイレクターは「W杯優勝から逆算して活動を見てきたが、サッカーに対する指導にぬるさ、甘さがあった。W杯に向けて技量が少し足りないと決断した」と理由を説明。戦術の落とし込みが不十分で、一部の選手から戸惑いの声が上がることもあった。
後任は未定だが、関係者によると狩野倫久コーチ(49)の昇格が最有力となっている。世代別の女子代表監督を歴任し、参謀としてニールセン体制で入閣。昨年11〜12月の長崎合宿から狩野氏が練習やミーティングを主導することが増え、アジア杯決勝まで国際Aマッチ8連勝と成績は上向いている。
この日メンバー24人が発表された今月の米国遠征は、狩野氏が監督代行を務める。
