【USJ25周年】『ジョーズ』開業時のクルーだから明かせるオープン当時の裏話
2001年3月31日に開業したユニバーサル・スタジオ・ジャパンが今年で25周年を迎えました。開園当初から働き続けている砂田真紀子さんを取材。砂田さんだからこそ知っているアトラクション『ジョーズ』のオープン当時の裏話を明かしてくれました。
砂田さんは2000年に入社し、USJ開業に携わった創業メンバーの一人です。人気アトラクション『ジョーズ』のスキッパー(船長役)からキャリアをスタートさせました。現在は、アトラクションの新規開発など運営全般に携わっています。
■「期待に応えようと・・・」 集まったゲストに感動

――『ジョーズ』で一番思い出に残っていることはありますか?
2001年3月に『ジョーズ』で初めてゲストを迎えた日だと思います。グランドオープン直前まで、“やり残したことはないかな”とか、“失敗しないかな”“忘れ物ないかな”ってとにかく不安だったんですけど、「グランドオープンしました」っていう無線を聞いて、数分後には『ジョーズ』に待ち列が、どんどんどんどん外に伸びていって、ゲストの期待に応えようと思って必死だったのはすごく覚えています。
(入り口に)ダダダダダダ!って人が走ってきて、どんどんどんどん入ってくるから。“走らないで!”って言っていました。感動的な瞬間でした。同僚たちと、(ゲストが)『ジョーズ』がいっぱい来るか、『ジュラシック・パーク・ザ・ライド』に来るか、そんなことを話していたんで、『ジョーズ』が(集まった人数で)勝ったんじゃないって言いながら、その日を思い出すことは今もあります。

ゲストに「おもしろかったよ! また来ます! 本当にありがとう!」って言ってもらえて、私たちがゲストから元気をもらった。そう実感した瞬間でした。今後もゲストの気持ちを盛り上げていけるような仕事をしたいと思った記憶があります。
――ゲストを迎えた日について教えてください。
(『ジョーズ』の入り口の扉を)開ける時に、“今から開けるよ”ってクルーに言って、扉を開けたのは今でも覚えています。
■ショーアトラクションの難しさ

アトラクション『ジョーズ』の物語は、港町の楽しいボートツアーに参加したゲストが、突如として現れた、巨大な人食いザメに襲われる物語です。そのサメからツアーに参加したゲストを守るのが、スキッパーと呼ばれる船長役です。彼らは、恐怖をあおる迫真の演技などで、アトラクション体験時間を楽しませるプロフェッショナルです。
――スキッパーの難しいところを教えてください。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのショーアトラクションとかって、キャストがプロフェッショナルな演技をしています。長い待ち時間で『ジョーズ』に乗ってくれるゲストの一生の一回かもしれないこの体験を台無しにしないように、毎回全力で演技をします。その時に、毎回緊張しているんですけど、ゲストのグループによって全くリアクションが違います。小さいお子さんが乗っている時に、大声で泣き出してしまうこともあります。そんなときは“大丈夫だよ。船長の私が守るよ。頑張ろう、泣かないで”という気持ちを届けられるように、お子様にもアプローチをします。人の演技を見たりとか、実際お客様の気持ちになって乗ってみたりとか、個人個人でやり方が違うと思うんですけど、自分が一番のスキッパーになってやると思いながら、それぞれクルーのみんなも頑張っていると思います。