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 ◇国際親善試合 スコットランドー日本(2026年3月28日 グラスゴー)

 英国遠征中のサッカー日本代表は28日(日本時間29日未明)、ハムデンパークでスコットランドと親善試合を行う。兄のMF佐野海舟(25=マインツ)はボランチ、弟の航大(22=NECナイメヘン)が左シャドーで、初めて兄弟で同時先発する可能性が高まった。主力の兄はW杯メンバー入りが有力だが、代表経験の浅い弟は当落線上。英国での2試合が、日本史上初の兄弟W杯へのアピールの舞台となる。

 サッカーの母国、英国で佐野兄弟の先発共演が実現しそうだ。航大は国際Aマッチは後半16分から途中出場した25年6月10日のインドネシア戦の1試合だけ。その試合に海舟はフル出場。日本代表では06年の佐藤勇人、寿人以来約19年ぶりに兄弟同時出場を果たしたが、試合開始からの同時出場はない。3度の同時先発を果たした三浦泰年、知良らも兄弟共演しているが、そろってW杯メンバー入りすれば初の偉業だ。

 海舟は「兄弟というか、一人の選手としか思っていない」としつつも、兄弟でのW杯切符への思いを問われると「もちろんそれはある」と明言。航大は「ライバルであることは間違いない。一緒に出られたらうれしいけど、あまり意識はしていない。それは後付け」と続けた。

 対人に強い守備的な兄と、攻撃センスの高い弟。正反対のスタイルは少年時代に培われた。兄弟で1対1をする時は海舟が守備、航大が攻撃でプレーすることが多かった。航大は「兄貴は守備が好きだったので、俺は攻撃が好きになった。兄貴からボールが取れず、守備は嫌いになった」と笑う。3学年違うため、学生時代に同じチームでプレーした経験はないが、お互いのサッカー観や特徴は深く理解し合う。あうんの呼吸で日本人兄弟初の偉業を引き寄せる。