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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」によると、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では最近、相手国の代表的な食べ物を持ち出し、ライバルチームを“からかう”新しい方法が流行し始めているという。

 準々決勝でベネズエラが3度の優勝を誇る侍ジャパンを破った直後、先頭打者本塁打を放ち、勝利に貢献したロナルド・アクーニャが繰り返し叫ぶ動画が、瞬く間にネット上で拡散した。「寿司を食ったぞ!寿司を食ったぞ!」。勝利の喜びを爆発させるその叫びは、すぐに話題となり、この動画が「適切だったのか」をめぐる議論も起こった。

 あくまでも軽いジョークとして捉える声がある一方、人種的に無神経だと指摘する声もあった。もっとも、アクーニャはスタンドの雰囲気をそのまま表現しただけなのかもしれない。ベネズエラに勝った1次ラウンド最終戦の後、マイアミのローンデポ・パークのコンコースでは、ドミニカのファンが「アレパは焦げたぞ!」と叫んだ。

 アレパはベネズエラの主食で、トウモロコシ粉から作るパンのような食べ物。ドミニカのファンたちは「日本と戦って寿司を食べたい!」とも声を上げていた。ベネズエラ対日本の試合の前には、ドミニカの人気野球ミームアカウント(インターネット上で拡散されるジョーク画像などを扱う)が、AIで作った画像を投稿。そこには、寿司を頬張るアクーニャと、アレパを食べる大谷翔平の姿とともに「今日はどちらが食べられる?寿司か、それともアレパか?」とコメントが添えられていた。

 仮にベネズエラが準決勝でイタリアを破ったら、アクーニャはこう叫ぶのだろうか。「ピザを食べた!スパゲッティを食べた!エスプレッソも!」。このWBCなら、そんな光景が起きても不思議ではない。