JRT四国放送

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3月19日に開幕する「センバツ高校野球大会」に出場が決まった阿南光高校。

2年ぶりの甲子園へ向け、今、地元は盛り上がりを見せています。

春の便りに沸く野球のまちと、ナインたちの意気込みを取材しました。

四国大会準決勝、野球のまちの球児たちが激闘の末、勝ち取った甲子園。

(阿南光・髙橋徳 監督)
「日に日に良くなってきている。調整は順調にいっている」

部員の半数以上が地元・阿南市出身という阿南光高校。

センバツ出場はベスト8まで勝ち上がった2024以来、2年ぶり3回目。

春夏通じては、前身の新野高校を含め5回目の甲子園です。

(阿南光・髙橋徳 監督)
「バットのトップの位置置いて、下がまず回ってから目でとらえコンタクト」

就任5年目の髙橋徳監督のもと、今や甲子園の常連校へと成長しました。

センバツでは「5得点以上・3失点以内」を目標に掲げ、今、打撃力アップに取り組んでいます。

開幕まで約2週間、地元の期待は日増しに高まっています。

(阿南光・髙橋徳 監督)
「阿南市全体がサポート応援してくれ、非常に気が引き締まる」

街中には至るところに、球児たちへの応援の言葉が。

(阿南市民)
「良かったら優勝してほしい」
「すごいうれしい」
「こんな近くの高校の子が出てくれるので、応援しようと思う」

市役所入り口には阿南光の応援グッズや、これまでの功績を振り返る展示もお目見え。

(阿南市野球のまち推進課・大川康宏 課長)
「うち(市役所)、5番でキャッチャーの親が(働いて)いる。議長の孫もセンターで、市役所には2人レギュラーが(いる)」
「盛り上げよう盛り上げよう、手作り感満載だけど、こうやってみんなで盛り上げ、みんなで一緒に応援しようと」

とりわけ喜びひとしおなのが「野球のまち阿南」の生みの親、田上重之さんです。

市職員時代の2010年、全国初の「野球のまち推進課」を創設し、全国大会の開催や合宿の誘致、さらには映画化など、野球を観光資源とする様々な事業を成功させてきました。

(「野球のまち阿南」の生みの親・田上重之さん)
「例えば近所のスーパー行くと(買い物客が)『光高校おめでとう』と私に言ってくる」
「(買い物客)あなたが最初(野球のまち阿南)言い出した時に『何が野球のまちだ』と思った」
「『そんな風になってきたな』と言ってくれた」
「本当にうれしいですね、特に今回思ったのは、これで甲子園常連校の仲間入りできたのでは」

阿南光高校のほど近く、「ドライブイン阿南」は、野球部員御用達の飲食店です。

ここにも阿南光のファンがいました。

(阿南光ファン)
「どこと対戦するかわからないが、自分の技量いっぱい出してもらい、やってくれたら上等」

(ドライブイン阿南・島田新治さん 妻・美智子さん)
「(球児たち)きれいに完食する、それにビックリする」
「あいさつもちゃんとできる、あの子たちのおじいちゃんやおばあちゃんをよく知っている」
「赤ちゃんの時から来てくれてた子が(甲子園へ出る)」

(記者)
「選手たち人気ナンバーワンのメニューがこちら、唐揚げセットです」
「見てくださいこのボリューム満点、唐揚げたくさん入ってますよ」
「おいしいそう、いただきます。うん、ジューシーでボリューム満点、これなら甲子園でも勝てそうです」
「このお米、地元・阿南産。おいしいなあ」
「完食しました!このおいしさ一球入魂!まさに阿南光高校の勝負メシです。ごちそうさまでした」

家族のような愛情を込め、きょうも球児たちの胃袋を支えます。

「唐揚げはあげても、凡フライはあげないでね」

(ドライブイン阿南・島田新治さん)
「光高校が甲子園出て勝ち抜いていったら、うちもまた力入れて商売がんばらないと」

この春、エースの小田拓門投手は、特別な思いで甲子園のマウンドに上がります。

時は92年春、前身の新野高校がつかんだ初めての甲子園。

(小田昇 選手(当時2年))
「小田昇です。甲子園では自分の力が発揮できるようがんばりたいです」

34年の時を超え、父の背を追って同じセンバツの舞台に立ちます。

(阿南光・小田拓門 投手)
「父がその舞台で活躍した姿を見て、自分も甲子園に出て活躍したいと思ったので、親子そろっていけるのはうれしい」
「一番は親孝行、恩返しがしたい」

家族への感謝。

地元への感謝。

そして、仲間への感謝。

それぞれの思いを胸に、野球のまちの球児たちがこの春、甲子園の光となって輝きます。

選抜高校野球大会は、3月6日に組み合わせ抽選がおこなわれ、19日に開幕します。