竹田恒泰氏、富士山遭難者“激減”の背景を解説「やればできる」規制強化が示した安全意識の盲点

竹田恒泰氏が、自身のYouTubeチャンネルで「富士山は危ないので気を付けて！入山規制で遭難者が大幅減！」と題した動画を公開。今年導入された富士山の入山規制によって遭難者が激減し、死者がゼロになったことを評価し、安易な登山への警鐘を鳴らした。

竹田氏はまず、昨年までの富士山の状況について「去年とかもう遭難で死人続出でひどかった」と振り返る。軽装での登山や夜通しで登る「弾丸登山」が問題視され、過去にはYouTuberが生配信中に滑落死する痛ましい事故も起きていた。

こうした背景から、今年、山梨県側に続き静岡県側でも「1人4000円の入山料」の徴収や「午後2時から翌午前3時までの入山規制」といった対策が導入されたことに言及。竹田氏は、その効果は絶大だったと指摘し、静岡県警のデータを引用。今年の遭難発生件数は36件と前年より17件減少し、特に死者は「3年ぶりにゼロとなった」ことを紹介した。この結果に、竹田氏は「やればできるじゃないか」と規制の効果を高く評価した。

一方で、いまだに危険な登山者がいる現実も指摘。昨年、サンダルの一種であるクロックスで砂利道を駆け下りる外国人観光客がいたというエピソードに触れ、登山の危険性に対する認識の甘さに苦言を呈した。竹田氏は「富士山は本当に危ないですからね。軽い気持ちでですね、そんな軽装とか弾丸とかですね、もうほんとそれをやめていただきたい」と強く訴え、最後は「山は怖い」「ナメてはいけない」と改めて注意を促し、登山における安全意識の重要性を問いかけて締めくくった。