柏FW細谷真大が湘南戦で示したシャドーの役割。指揮官が口にしたジレンマを解決できるか
「自分の持ち味を出せた」
1−0で勝利した湘南ベルマーレ戦で、3試合ぶりにスタメン起用された柏レイソルの細谷真大は、48分に力強いドリブルで左サイドを突破し、垣田裕暉のゴールをアシストするなど躍動。リーグ戦では今季初のフル出場も果たし、チームの勝利に貢献した。
細谷のプレーで特に目立っていたのは、シャドーのような動きだ。垣田とツートップを組んだ背番号9も「状況に応じてシャドーに下りるところは求められていた」と明かしたように、垣田と縦に並ぶようなポジションを取ってビルドアップの中継役を担った。
【動画】細谷のクロスから垣田がゴール!
また、垣田のゴールをアシストしたシーンのドリブルはもちろんだが、相手の背後を取って何度もボールを引き出すなど、本来のツートップとしての動きも光った。そこには細谷も手応えを示す。
「ビルドアップに参加するところは求められますけど、一発の背後のところはなくしてはいけないと思っています。ボールが出なくても(シャドーの動きと)両方をやりつつ前進していきたい」
前節のFC東京戦でも、76分に投入された細谷はシャドーのような動きをしていた。その試合後にリカルド・ロドリゲス監督は「ボールを支配するためのメンバーを揃えると決定力不足に陥り、逆に決定力を高めるためにカードを切ると試合のコントロールを失うというジレンマに遭遇している」と話していたが、柏のエースが湘南戦のような活躍を見せられれば、指揮官が口にした課題を解決する糸口になるかもしれない。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
