スイス議員団と握手を交わす蔡英文総統(手前右)

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(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は6日、スイス連邦議会の議員団と総統府で会談した。議員団のメンバーは、スイスと台湾の2者間関係の強化を政府に働き掛けていく姿勢を示した。

蔡総統はあいさつで、台湾とスイスの2者間関係はますます密接になっているとし、今後も経済面での関係を深化させ、民主主義のサプライチェーン(供給網)の安全を共に守っていく他、偽情報対策やインターネットの安全強化など各分野での連携を互いに強化していくことに期待を寄せた。

国会親台派グループの共同代表を務めるファビアン・モリーナ下院議員は、同グループが2021年にスイス政府に対し、商業や政治、科学、文化の分野における台湾との2者間関係をいかにして強化していくか吟味するよう求めたことを紹介。今回の訪台は成果を確認するのが狙いだと語った。

ニコラス・ワルダー下院議員は、同グループとして政府に対し、台湾との経済パートナー取り決め締結や世界保健機関(WHO)など国際機関への台湾のより緊密な参加の提唱など具体的なやり方で2者間関係を強化するよう引き続き求めていくと説明。世界の安定に影響を与えるロシアと中国の脅威を前に、民主主義や自由、正義といった価値観などを共有する国々はより緊密な関係を築く必要があるとの見解を示した上で、同グループがあらゆる機会を用いて台湾とスイスの関係を強化するのを約束し、台湾が民主主義体制を維持することを支持すると述べた。

議員団一行5人は5日に台湾に到着した。10日まで滞在する。

(葉素萍/編集:名切千絵)