台湾東部の幹線道路脇で土砂崩れ 落石防止用の建造物押しつぶす

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(台北中央社)11日午後11時ごろ、北東部・宜蘭県と東部・花蓮県を結ぶ幹線道路、蘇花公路にある大清水トンネル近くで土砂崩れが起き、通行ができなくなった。警察などによると、巻き込まれた人やけが人はいないという。現場では復旧作業が行われている。

現場の作業員によれば、当初は1日で復旧できると予測していたものの、12日午前1時ごろに再び大きな土砂崩れがあり、被害が拡大したという。交通部(交通省)公路総局は同日、トンネルの上方30メートル以上の高さから土砂が崩れ、落石防止用の建造物「ロックシェッド」を約25メートルにわたって押しつぶしたと説明した。復旧は15日午後5時を見込んでいる。

道路のメンテナンスを担当する同局養護組の李順成組長は現場付近の地質について、大理石でできており、斜面には多くの穴が存在していると指摘。雨水の浸食によって亀裂ができ、最近の地震や11日夜に降った雨の影響で崩落したのではないかとの見方を示した。

現場は宜蘭と花蓮を直接結ぶ唯一の幹線道路とされる。李氏は東部と北部の移動について、中部・台中などを経由して迂回(うかい)するか、鉄道の利用を呼びかけ、状況に応じて鉄道会社に増発、航空会社などに増便を求めると語った。

(余暁涵、張祈/編集:齊藤啓介)