VR向け触覚デバイスの開発会社であるHaptXが、Metaが2021年11月16日に発表した「仮想空間の触覚体験を得られるグローブ」は、同社の特許技術と実質的に同一だとする声明を発表しました。

HaptX Statement on Meta Microfluidic Glove Prototype | HaptX

https://haptx.com/meta-glove-prototype-response/

HaptX says Meta copied its patented design for haptic glove - The Verge

https://www.theverge.com/2021/11/17/22788052/haptx-haptic-glove-design-meta-facebook-patent-infringement-allegation

Seattle startup calls Meta’s VR glove prototype ‘substantively identical’ to its own patented tech - GeekWire

https://www.geekwire.com/2021/seattle-startup-calls-metas-vr-glove-prototype-substantively-identical-to-its-own-patented-tech/

メタバースへの注力を理由に社名をMetaへと変更した同社は11月16日に、仮想空間で触ったオブジェクトの感触を手に伝えるグローブを発表しました。

どんなグローブかは、以下の記事を見るとよくわかります。

仮想空間の触覚体験を得られるグローブをMetaが開発 - GIGAZINE



このグローブについて、シアトルを拠点とするVRデバイス開発会社のHaptXは「シリコンベースのマイクロ流体触覚フィードバック積層体と空気圧制御アーキテクチャを含むMetaの試作グローブの中核的なコンポーネントは、HaptXの特許技術と実質的に同じであると思われます。私たちは、マイクロ流体ハプティクスの分野における競争を歓迎しますが、業界が発展するためには競争は公正でなければなりません」との声明を発表し、Metaのグローブは実質的に同社の技術の模倣品との見方を示しました。

HaptXによると、同社はこれまで長年にわたりMeta(当時はFacebook)の技術者や研究者、役員を招いてHaptXの技術のデモンストレーションを行ってきたとのことです。

HaptXの創業者兼CEOであるジェイク・ルービン氏は、「まだMetaから連絡がありませんが、我々の懸念を解消し、Metaが我々の革新的な技術を未来の製品に取り入れることができるような公正な取り決めに向けて、Metaと協力していきたいと考えています」と述べて、Metaとの正式な提携を望む姿勢を見せました。



複数のメディアが、HaptXの声明に対する見解をMetaに求めましたが、同社は回答を拒否しました。またHaptXも、Metaが呼びかけに応じなかった場合に法的措置に踏み切るかどうかなどについてのコメントを控えています。

IT系ニュースメディアのGeekWireは、Metaが7年かけて開発してきた触覚グローブについて同社が「質感・圧力・振動など仮想世界のさまざまな感覚を再現可能」と形容していることを指摘した上で、「MetaのコンセプトはHaptXが開発してきた技術と似たような触れ込みです」とコメントしました。