中国では、日本ではさまざまな点で「人間本位の設計」が見られると言われている。作る側の都合よりも、使う人のことを考えているということだろう。中国メディアは、「日本は共同住宅も人間本位だ」と感心する記事を掲載している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では、日本ではさまざまな点で「人間本位の設計」が見られると言われている。作る側の都合よりも、使う人のことを考えているということだろう。中国メディアの網易は25日、「日本は共同住宅も人間本位だ」と感心する記事を掲載している。

 記事の中国人筆者は、初めて日本の共同住宅を見たときに「ここまで人間本位なのか」と感銘を受けたそうだ。住民の安全を守る設備が数多くあることを知り、住まいというのは住み心地だけでなく「安全性も重要なのだ」と初めて感じたと伝えている。

 日本は地震の多い国で防災意識が非常に高い。共同住宅にもそれは表れていて、地震や火災に備えた各種設備が設置されている。記事の中国人筆者が特に感心したというのが「避難はしご」と「隔て板」で、玄関から逃げられない状況となった場合でも、ベランダから逃げられるようになっていると伝えた。

 有事の際に「玄関のほかにもう1つ逃げ道を作っておく」というのは、中国にはまずない考え方だそうだ。中国では泥棒が多く、出入り口をもう1つ用意するのは別の意味で危険なので真似することは難しいという。記事は、マンションの防犯対策がしっかりしていれば真似できるのだが、としながらも災害時に「ベランダを逃げ道にする」という方法自体は実用的で、「日本は非常に人間本位の国で、安全を重視している」と称賛している。

 万一のことを考えて「逃げ道を2つ作る」というのは、日本では当然のことだが、中国では防災よりも防犯を優先しなければならない事情があるようだ。また中国のマンションには、非常用階段があっても荷物でふさがれていたりして使用できない場合が多く、安全面で不安が残る。やはり「人間本位」かどうかに違いがあると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)