本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「Skyrocket Company」。毎月第2水曜に、我々が知っているようでよく知らない「お金」や「経済」の仕組みなどを、専門家の方に詳しく解説してもらうコーナー「スカロケ資産運用部」をお届けしています。

7月8日(水)の放送では、愛と経済の伝道師“宗さま”こと三井住友DSアセットマネジメントの宗正彰(むねまさ・あきら)さんに、「ウィズコロナの生活変化と資産形成の動き」というテーマでお話を伺いました。


(左から)マンボウやしろ、宗正彰さん、浜崎美保


◆変化したライフスタイルの注目ポイント
浜崎:宗さま、今回はウィズコロナの生活変化と資産形成の動きについて、お話いただけるということですが。

やしろ:まず、新型コロナの感染者数がまた増えてきました。3桁の数字が続いて増えてきていると。5月頃のピークを改めて振り返ってみたいのですが、買い物、食事、働き方など、どのような変化があったのでしょうか。

宗正:まず買い物なんですけれども、当然通販が増えましたよね。私は家庭で空のダンボールを捨てに行くという仕事が増えました(笑)。あとはスーパーに行くときも、これまでは(お店が)開いている時間に行きましたが、今は空いている時間帯を見つけて行く。それから食事も対面ではなくて横並び。友達のおじさんと行っても、私は横に並んでいます。

やしろ:まるでカップルかのように。(僕も)男2人でこの間行って、どうしようかなって思いましたけども。

宗正:そして働き方も随分と変わりましたよね。例えば、オンライン会議も在宅テレワークのときだけにするのではなくて、オフィスにいても会議室で会議をしないで、パソコンを開いて自分の席で会議が始まると。

やしろ:同じテーブルを囲んで10人で会議をするよりも、それぞれのデスクに向かってやったほうが、感染予防という観点から考えても良いですものね。

宗正:そして名刺交換も。最近では名刺を出すという機会が減って、今ではアプリで交換です。

やしろ:はー、そんな変化が起きているんですね。そして変化したライフスタイルですが、注目すべきポイントはどこでしょうか。

宗正:大きく3つあります。1つ目は、巣ごもり消費の増加。2つ目は、余暇の過ごし方の変化。そして3つ目は、公衆衛生意識の高まりですね。

やしろ:この3つのそれぞれの注目ポイントを、具体的にお話いただけますか?

宗正:例えば、巣ごもり消費の増加でいきますと、まずアメリカの「Amazon」社の売上高。Amazonというのはオンラインショッピングのサイトで、売り上げは季節性があるわけです。クリスマスシーズンを含んだ四半期が1番売り上げが年間で高いのですが、今回比べるのは今年の1月から3月と前年の1月から3月。これを比べますと、売り上げが26%も増えているんですね。

やしろ:1月から3月の段階で、既にそこまで増えているということですか?

宗正:そうなんです。そして飲食業界では、最近街でよく目にする「Uber Eats」社。日本での加盟店が昨年9月では約1万4,000店舗だったんですね。今年の5月末には約2万5,000店舗にまで増加しています。

やしろ:そんなに増えているんですね。

宗正:そして動画配信サービスの世界最大手「Netflix」社。世界190ヶ国で会員数が1億人以上います。昨年そして一昨年の1四半期3カ月間の会員数の推移をみると、、全世界で700万人ほど増えているのですが、この1月から3月の間は、なんと1,580万人も増えました。

やしろ:倍以上! ずっと「入らなきゃ」って思っていた僕も、今回のことがきっかけで(Netflixに)入りましたので。Netflixは勢いがすごい!

◆コロナ以降、投資の世界で注目されているもの
やしろ:そしてここに来て、投資の世界で新たに注目されている分野は何でしょうか。

宗正:2つあります。1つが治療薬やワクチンなどの開発。そしてもう1つが、働き方の変化ですね。治療薬やワクチンなどの開発を見ていきますと、薬って開発までにお金もかかれば時間もかかるわけですよね。そしてまず考えることは、既に存在している既存薬を新型コロナに転用できるのではないか、効くのではないか、と。日本で言えば、新型インフルエンザ向けの治療薬のアビガンがあげられます。

宗正:この開発元は富士フイルム。インスタントカメラで一世を風靡しましたね。その商品名が「写ルン」です。

やしろ:なんて話なんでしょうか。

宗正:皮肉にも「写ルンです」なんですけど、富士フイルムはスマホでみんなが撮影し始めて、フィルムの需要がなくなり、カメラの需要もなくなるというなかで、企業として本当に上手い具合に大きく変化した会社ですよね。

そしてもう1つ。既存薬の転換以外に、ワクチンの開発ですね。今驚くことに、アメリカや中国の複数の医薬品メーカーで、もう既に臨床試験にまで入っている薬が数多くあるらしいんですね。良い意味で既存のルールを超えて、どんどんワクチンが開発されていると。

やしろ:ラジオを聴いてくださっている方のなかでは、もしかしたらワクチンというものに対していろいろな考えをお持ちの方がいると思いますし、(開発が)速いのが良いのかどうかっていう部分もありますが、今は経済の観点からワクチンの話をさせていただいています。

宗正:そうですね。新型コロナ向けのワクチンを開発した国は、今こういう状況ですから、国として世界をリードできる。そういう大きな機会でもあるわけですね。

やしろ:治療薬、それからワクチン以外だと、働き方の変化はどうなんですか?

宗正:ソフトバンクが企業に実施した「ニーズ調査」っていうものがあるのですが、「今、企業として何が必要ですか?」という質問に、なんと全体の87パーセントがテレワーク関連でした。まずモバイルネットワークの増強。要は回線を増やしたり、あとはスピードアップ、これが全体の42パーセントですね。そしてリモートアクセス。これはツールの提供という意味だと思うのですが、これが21パーセント。そして面白いのが、全体の4パーセントに押印免除というのがあるんですね。

やしろ:押印免除?

宗正:要はハンコをなくすこと。私も在宅ワークを2ヶ月間やってひしひしと感じたんですけど、ハンコがあると、そこで仕事が止まってしまうんですよ(笑)、完全に。

やしろ:(笑)。同じことを感じている方は多いと思いますけど。

宗正:しかも、日本の伝統的な資料っていうのは何人も(ハンコを)押すんですよね。

やしろ:3つも4つも押す場所があったりして。

宗正:本部長(※本番組でのやしろの呼称)のハンコっていうのは、今日限りでなくなります。

やしろ:今日でなくなっちゃうの? 秋までやらせてください(笑)。でも確かにCMなんかを見ていても、リモートテレワークの推進を助けるような企業のCMが、どんどん出てきていますからね。

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聴取期限 2020年7月16日(木)AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:Skyrocket Company
放送日時:毎週月〜木曜17:00〜19:52(※コーナーは毎月第2水曜18:15ごろ〜)
パーソナリティ:本部長・マンボウやしろ、秘書・浜崎美保
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/sky/
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