これでもう、フラミンゴの種類を間違えることはない――。

長崎県西海市の動物園・長崎バイオパークが園内に掲示している「フラミンゴの見分け方」のイラストが注目を集めている。

それがこちらだ。

バキバキの筋肉を見せつける、3人のピンク色のボディビルダーたち。

いや、3羽の、と言った方が正確だろうか。全員の顔にはしっかりくちばしが付いている。

これは、長崎バイオパークで飼育している3種類のフラミンゴの見分け方を、飼育員が「わかりやすく」紹介したものだ。

体と脚の色の違いでどのフラミンゴかわかる、という説明だが、ツイートを見た人は、

「筋肉しか頭に入ってこない」
「フラミンゴってマッチョ男だったんだ(笑)」
「アブドミナル・アンド・サイのフラミンゴ初めて見た」

と、筋肉とポージングに目が行ってしまっている。

なぜフラミンゴをマッチョにしてしまったのか、Jタウンネット編集部は同園広報担当者を取材した。

実は忠実に表現していた

広報担当者によると、「フラミンゴの見分け方」はフラミンゴの飼育員が、絵が得意な別の動物の飼育員に依頼して描いてもらったもの。

イラストには、フラミンゴの違いを分かりやすく紹介したいという意図があるのか尋ねると、「ウケ狙いだと思います」と担当者。園内には、同じ作者による他のイラストも掲示されているそうだが、すべてのイラストがウケを狙っているわけでもないという。

「他のものは、今回ほどふざけてはない感じです」

とのこと。今回は、特にオモシロ系だったのでアップしたらしい。

ちなみに他にはどんなイラストがあるのか尋ねると「アメリカビーバーはアメリカンな感じです」と教えてくれた。十分ウケを狙っていそうだ。

ただ、ウケ狙いとは言え、この「フラミンゴの見分け方」実は非常にわかりやすい。

実際のフラミンゴの写真を提供してもらったので、見比べて見てほしい。


長崎バイオパーク公式ツイッターより


ベニイロフラミンゴ(右)、ヨーロッパフラミンゴ(中)、チリフラミンゴ(左)(写真は長崎バイオパーク提供)

目の覚めるように赤いベニイロフラミンゴはすぐに見分けられるだろうが、ヨーロッパフラミンゴとチリフラミンゴは難しそうだ。

「チリフラミンゴとヨーロッパフラミンゴ、体色ではほとんどわからないんですよ。チリはヨーロッパフラミンゴよりひと回り小さいので、『子どもかな』と思う方も居るくらいです」

と広報担当者。

体だけでは見分けがつきにくいヨーロッパフラミンゴとチリフラミンゴを見分けるときに役立つのが、脚の色だ。チリフラミンゴはピンク色だが、チリフラミンゴは灰色で、脚の真ん中の関節と、足先の指・水かきのみがピンク色だ。

ボディビルダーフラミンゴのイラストでは、下半身だけ異様に血色が悪い人のようにも見えてしまうが、忠実にチリフラミンゴのカラーリングを再現していたのだ。

それにしてもインパクトの強いイラストだ。

これから、動物園でフラミンゴを見るときにボディビルダーたちが頭をよぎってしまう人も少なくないだろう。