東京・丸の内で開催された記念イベント【写真:荒川祐史】

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東京で記念イベントを開催、日本に到着した優勝トロフィーお披露目

 ラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕まで100日となった12日、東京・丸の内で記念イベントが開催された。イベントには国際統轄団体ワールドラグビーのブレット・ゴスパーCEO、鈴木大地スポーツ庁長官、元日本代表の大畑大介氏、菊谷崇氏、廣瀬俊朗氏らが出席し、開幕戦を迎える9月20日までの時間を示すカウントダウンクロックの除幕式が行われた。

 また、元南アフリカ代表のブライアン・ハバナ氏と元ウェールズ代表のシェーン・ウィリアムズ氏が、5大陸18か国を経由して日本に到着した優勝トロフィー「ウェブ・エリス・カップ」を持って登場。トロフィーは、この日の東京を皮切りに、大阪、京都、静岡、神戸、広島、愛知、札幌、岩手、大分、福岡、熊本、長野、神奈川、埼玉と、ワールドカップを開催する12都市を中心に日本各地を巡回する。大学生らと富士山へに登頂する予定もあるという。

 トークショーには、大会PRキャプテンを務める俳優の舘ひろし、スペシャルゲストの嵐・桜井翔、2015年イングランド大会日本代表の五郎丸歩と畠山健介らが登場。高校時代にラグビー部だった館は、今でも海外ラグビーを週8試合テレビ観戦することもあるという。だが、2015年イングランド大会で日本が劇的勝利を飾った南アフリカ戦は「寝ていました。正直、スコットランドには勝てるかなと思っていたんですが、南アフリカ戦は捨てていました……」と苦笑い。まさかの“告白”に桜井も驚きを隠せなかった。

 先日、取材でフランスを訪れた桜井は、機上で見たラグビーに関する映像を回顧。選手15人が1つのボールを繋ぎながら前に進むラグビーでは、ボールを持つ選手の後ろに最大14人の仲間がついている、という「all for one, one for all」の精神を示す内容だったそうで、「初めて見るという方にも、ラグビーというスポーツが持つメッセージを感じてもらえると思います」と話した。

 優勝チームを問われた五郎丸は「日本が優勝します」と力強く断言。リップサービスだと受け取った会場に向かって「本気で言ってますよ。4年前、みんな南アフリカに勝つとは思っていなかったでしょう。舘さんも寝てましたし(笑)。ラグビーでは何でもあり得ます。開幕までの100日、夢を持って応援しましょう」と呼びかけた。

 畠山はラグビー界の格付け「ティア」に言及。最上位の「ティア1」にニュージーランドやイングランドなど強豪10チームが入り、日本は中堅国という位置づけの「ティア2」に属している。「ティア2の国で開催される大会なので、ティア2の国に優勝してほしいのが希望。決勝でティア1の国に勝っての優勝であれば最高。ラグビーではあり得ることだと思います」と期待を込めた。

 ラグビーワールドカップ2019日本大会は、9月20日の日本対ロシア戦で開幕する。(THE ANSWER編集部)