FCオーナー「パフォーマンスにしないで」 セブンの時短実験に注文
セブン-イレブン・ジャパンは3月中旬から、全国10のセブン直営店で24時間営業をやめる実験を始める。午前7時〜午後11時までの営業にすることで、売上の変化などのデータを集める。3月1日に明かした。
同社広報は、「24時間営業の見直しを前提にしたものではなく、社会の変化や今後の少子高齢化などを見越して、データを収集したい」と狙いを語った。フランチャイズ加盟店について、原則24時間営業というスタンスは変わっていないという。
セブンの24時間営業をめぐっては、大阪府にある「東大阪南上小阪店」のオーナー・松本実敏さんが人手不足を理由に2月1日から時短営業し、本部と対立している。
実験について、松本さんは「一歩前進したことは間違いない」と評価。ただし、実験対象が直営店のみになったことには「残念です」と話した。
「売上や物流などでは24時間が良いに決まっている。本部は失うものしかない。でも、疲弊したオーナーがやれば、(健康など)得るものも多い。そういう実験にしてほしかった。『実験したけど、ダメでした』というパフォーマンスにならないことを願っています」
松本さんは「本当の実験は僕なんです」とも述べ、時短営業でも十分にやれる実績を残したいと決意を語った。
(弁護士ドットコムニュース)