クロアチアのおすすめ観光スポット20選! ジブリ作品の舞台をはじめ、絶景すぎる町並みが魅力
ジブリの名作「魔女の宅急便」や「紅の豚」の舞台と言われているクロアチア。訪れれば映画の世界に入ったような気持ちになれる、そんな魅力のある国です。今回はそんなクロアチアのおすすめの観光スポットを紹介。東ヨーロッパに位置する、絶景あふれるクロアチアを旅の候補にぴったり。クロアチアを訪れたときにぜひ訪れてほしい観光スポットを紹介します。
■クロアチアの治安
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旧ユーゴスラヴィアから1992年に独立したクロアチアは、セルビアとの国境付近に戦争時に埋め立てられた地雷がまだ残っています。このように除去作業が継続中のため、周辺一帯には不用意に訪れない方が賢明です。旧紛争地域にはアスファルトの主要道路以外の道路の脇道や山、野等にも無数に残骸があり、ドクロマークの地雷注意の標識を見つけたら慎重に注意しながら歩きましょう。また、隣りあわせるセルビアやボスニア・ヘルツェゴビナは「危険情報」が発令されているので隣国への周遊は、安全情報を確認しながら観光をしましょう。
■時差
日本とクロアチアの時差は、日本が進んでいてマイナス8時間あります。サマータイムも導入していますのでサマータイム中はマイナス7時間になります。
■飛行時間
日本からクロアチアまでの直行便はなく、周辺の国を経由して入国します。成田国際空港を午前中に出発し、ドイツの都市(ミュンヘンなど)を経由するとクロアチア(ザグレブ)にはその日のうちに到着できます。乗継便でおよそ10時間30分〜13時間を考えておきましょう。
経由候補地にはヨーロッパ周辺諸国のエアラインと、中東系のエアラインで行く場合がありますので料金で決めるなら中東系(ターキッシュエアライン、エティハド航空、エミレーツ航空など)があります。
■旅費
クロアチア旅行の1都市滞在は、安価なもので8〜9万円台からのツアーが販売されています。このスケジュールは2泊5日、3泊6日(ホテルはエコノミークラス)で10万円を下回る料金で、経由地は中東系のエアライン(ターキッシュエアライン、エティハド航空、エミレーツ航空、カタール航空など)があります。4泊7日以上は10万円以上します。
ヨーロッパ系エアラインだと4泊6泊で14.3万円〜で、少し高いと感じることも。安さ重視の場合は中東系エアラインの格安ツアー商品がおすすめです。
■言語
クロアチアの公用語は、クロアチア語(スラヴ語派)です。領土問題で揺れた隣国の影響もあり、ボスニア語、セルビア語とは方言程度しか変わりません。外国語はドイツ語や英語が通じます。
■その他旅行する際の注意点
クロアチアの人達は、日本と日本人にとても親しみを持っているため、日本人が少ないクロアチアに旅すると素敵な出会いがあるかもしれません。またクロアチアでは、小・中学校で「日本」を学ぶ授業があったり、日本食がブームで寿司や日本食のお総菜が身近に売られていたり、日本を知りたいという気持ちであふれています。
そのため、日本人とわかると親切にされたり、興味を持って話しかけられたりと歓迎される可能性が高いです。その他ヨーロッパには、ポーランドなど親日国がありますので、旅の口コミをみながら2都市周遊、3都市周遊をしていくと素晴らしい旅になると思います。
■クロアチアのおすすめ観光地
クロアチアのおすすめ観光地1.ディオクレティアヌス宮殿
ローマ時代と現代が融合する都市・スプリットには、ディオクレティアヌス宮殿があります。1700年以上の歴史ある建築物で、歴史的建造物群として世界遺産にも登録されています。もとは1階だった部分が、地盤が沈んだことによって地下宮殿内となっています。彫刻・ローマ時代の水道の跡・オリーブを絞る機械などがそのままの状態で展示されています。7世紀には他の民族がこの地に住み着き、宮殿を住まいとしていました。現在展示されている場所はその当時、ゴミ置場として使われていたので、使い古されることなく、保存状態がよいままで残っているそうです。また、宮殿を出てすぐの場所にあるグルグール・ニンスキ像は、スプリットのパワースポットです。この像の左足の親指に触れると、幸運が訪れると言われています。
クロアチアのおすすめ観光地2.プリトヴィッツェ湖国立公園

100以上の湖と滝によって構成される、プリトヴィツェ湖国立公園。ザグレブからバスで2時間、世界遺産に登録された自然が豊富な公園です。高低差のある地形と山からの雪解け水で多くの滝があります。また、地盤が石灰岩で白く、水の透明度も高いことから湖や滝が透明なエメラルドグリーンに見えます。公園は東西に長く、園内は徒歩・バス・遊覧船で、と様々な方法で移動できます。1日かけても回りきれない広さなので、時間に余裕のある場合は公園内のキャンプ場に滞在する方法も。秋には紅葉、冬には雪をまとった自然と四季折々の姿を見せます。太陽の光でキラキラ輝く滝を見ながら、ゆったりと過ごすのにぴったりですね。
クロアチアのおすすめ観光地3.青の洞窟

青の洞窟といえばイタリアやギリシャが有名ですが、クロアチアにも青の洞窟があります。クロアチア北部のビシェボ島にあり、各地から日帰りツアーも出ている人気スポットです。現地近くまでは船で行き、小さなボートに乗り移って青の洞窟へ向かいますので、船が苦手な方は十分に覚悟してください。当日の天候によっては、現地で当日キャンセルになる可能性もありますが、一見の価値はある場所でしょう。人気観光スポットなので、確実に訪れたいのであれば、日本からツアーの予約をしていくのが吉です。
クロアチアのおすすめ観光地4.聖ロブロ大聖堂

クロアチアとチオヴォに挟まれた、南西部の都市トロギール。クロアチアは島々の集まった国でもあるので、都市ごとの大きさがコンパクト。小さな島の中心部には、世界遺産のひとつでもある聖ロブロ大聖堂があります。高さ約50mの鐘楼は、トロギールの街並みの中でも目立つ大きさです。門や礼拝堂には繊細な彫刻が、今も当時の姿のまま残されています。オフシーズンの10月〜5月は、観光スポットが閉鎖されていることもあるので、出発前にしっかりと確認していきましょう。
クロアチアのおすすめ観光地5.ロブリイェナツ要塞

クロアチアのドゥブロニク旧市街地の街並みとスルジ山を一望できるのが、ロブリイェナツ要塞です。敵が海から侵入するのを防ぐための要塞として建築されました。海に突き出た一角に建つ要塞は、今も堂々とその姿を保っており、現在も祭典の式場として利用されています。海外ドラマのロケ地にもなった場所でもあり、最近は観光客も増えているようです。旧市街地からは徒歩で10分程度の場所で、海にも面しており、夕日を眺めるには絶好のスポットです。そのぶん日中の日差しは強いので、サングラスや帽子を忘れずに準備してくださいね。
クロアチアのおすすめ観光地6.サモボル
※写真はイメージです
ザグレブからバスで1時間ほどの距離にある、サモボルという小さな町もおすすめスポットです。ここは現地の人々も日帰り旅行で訪れる場所で、その理由はなんといってもスイーツがおいしいから。クレームシュニッタという、パイ生地にカスタードクリームを挟んだケーキが有名です。ザグレブにもザグレバチュカ・クレームシュニッタという同様のケーキがありますが、サモボルの方が人気があるようです。また、サモボルの中心部から、見えるのは、スターリ・グラード平原です。中世(13世紀)の城壁が遺跡として残っており、ハイキングコースも整備されています。(城壁まで約1時間半の徒歩)秋には紅葉を眺めながらゆっくりとハイキングで訪れることのできる場所です。
クロアチアのおすすめ観光地7.イエラチッチ広場

ザグレブの中心地がイエラチッチ広場です。トラム(路面電車)の駅もあり、各地へのアクセスもいいことから、観光の拠点となっています。また、新旧の市街地が交差する場所のため、ザグレブ市民の集まる場所としても栄えています。その名前は、クロアチアの国民的英雄・イエラッチ総督の銅像があることにちなみ、イエラチッチ総督広場とも呼ばれています。市場・露天も多く、昼夜を問わずにぎわいを見せる場所です。カフェ・レストランも多いことから、待ち合わせをするにも、一休みするにも最適な場所。一休みしながら、道ゆく人を眺めつつ、一息つくのもいいですね。
クロアチアのおすすめ観光地8.クルカ国立公園

クルカ国立公園は、その中を流れるクルカ川にちなんで名付けられました。日本発のツアーに組まれることはあまりない場所ですが、知る人ぞ知るクロアチアの観光スポットでもあります。プリトヴィッツェ国立公園と同じく園内に滝がありますが、こちらでは泳ぐことができます。その中でもスクラディンスキ・ブクの滝が人気。雪解け水が滝となって流れているので水も冷たく、夏場は涼を求める人々が多い場所です。公園内は散策コースも整備されており、半日あれば写真を撮りながらでも回れる広さ。森林の緑と、滝のマイナスイオンで癒されること間違いなしです。
クロアチアのおすすめ観光地9.ザダル

クロアチアの西部に位置するザダル。ここから見える夕日は、かの有名な映画監督ヒッチコックが「世界一の夕日」と讃えたことでも有名です。夕日の見える海岸沿いには、寄せる波と波で生み出される空気を反響して音がなるシー・オルガンが設置されています。足元から聞こえるパイプオルガンのような低音を聴きながら、夕日を眺める人々でにぎわいます。町自体がコンパクトな広さなので、日中は街中を散策して日の入りを待つのもよさそうです。
クロアチアのおすすめ観光地10.マルヤンの丘

クロアチアのスプリットへ行ったなら、必ず行っておきたい穴場スポットがマルヤンの丘。市街地の港沿いから、潮の香りと木々の香りを感じながら登っていくと、20分程度で展望台に到着します。市街地だけでなくアドリア海までを一望できる絶景スポットで、夜景も美しいです。聖ドムニウス大聖堂の鐘楼から見る景色とは、一味違った風景が楽しめます。マルヤンの丘へは街中にも標識が出ていますが、旧市街地のリヴァから行くのが一番わかりやすいようです。展望台近くにはレストランもあるので、夜景を眺めながらゆったりと過ごすのもよさそうです。
クロアチアのおすすめ観光地11.スルジ山

ドゥブロニクの街を守るようにそびえる標高412mにあるのがスルジ山です。かつてナポレオン軍が作った城塞と、ナポレオンから贈られたという白い十字架があります。セルビアとの独立戦争で戦場にもなった場所で、戦争後に再建された、ナポレオンから贈られたという白い十字架もあります。ロープウェイを使えば3分で頂上まで登れますが、観光シーズンには、待ち時間があり、山頂が人でいっぱいのことも。それを差し引いても、山頂から見える景色は絶景です。特に夕方は夕陽と海と街並みが一望でき、絶好の撮影スポットです。スルジ山には徒歩でも登ることができますが、往復で3時間半程度かかる本気の登山コースもあります。体力に余裕のある人はチャレンジしてみてはいかがですか?
クロアチアのおすすめ観光地12.聖ドムニウス大聖堂

ディオクレアヌス宮殿の中にあるのが、聖ドムニウス大聖堂。当初この聖堂はディオクレアヌス帝のために建てられました。その後、スプリットの守護聖人であるドムニウス司教が祀られたことにより、聖ドムニウス大聖堂と呼ばれるようになりました。こちらも歴史的建造物群の世界遺産に含まれています。
豪華で荘厳な彫刻や装飾、金細工や聖遺物も収められている宝物殿、祭壇を見ることで、その歴史長い歴史を垣間見ることができます。特に大聖堂の木扉には、キリストの生涯を描いた繊細な彫刻が施されています。内装だけでなく、鐘楼からの眺めも素晴らしく、スプリットの旧市街地を一望できます。ただし、この鐘楼を登るのはかなり恐怖が伴うそうなので、高所恐怖症の方は無理しないほうがよさそうです
クロアチアのおすすめ観光地13.聖ステパノ教会
※写真はイメージです
フヴァル島にある小さな街、モトヴン。丘の上の街で、さらにその中に城壁に囲まれた街があるので、天空の街とも呼ばれます。この城壁の中に聖ステパノ教会があります。教会内には多くの絵画も展示されています。鐘楼からは、街を囲む城壁を見渡すことができ、春夏は緑と屋根のオレンジ色の美しいコントラストが見えます。秋冬は、その標高から、霧に包まれて空に浮かぶまさに天空の街の姿を見ることもできます。モトヴンはトリュフでも有名な場所で、旬の秋に訪れるのもよさそうです。
クロアチアのおすすめ観光地14.ザグレブ大聖堂

イエラッチ総督広場から坂道をのぼった先にある、ザグレブ大聖堂。正式な名前は、聖マリア被昇天大聖堂で、ザグレブで一番高い建物です。ドヴロニクにも同じ名前の聖堂がありますが、こちらの方が有名です。彫刻・ステンドグラス・パイプオルガンの荘厳さと、クロアチアにある教会や大聖堂の中でも見所の多い場所です。聖堂は2本の鐘楼を持っていますが、風化を防ぐための修復修理が20世紀後半から継続して行われています。熱心な信者の方々が次々とお祈りを捧げにきていますので、観覧の時には邪魔にならないように気をつけましょう。
クロアチアのおすすめ観光地15.聖ヤコブ大聖堂

教会の多い街・シベニクでの見どころは、聖ヤコブ大聖堂です。計画から完成までに250年以上かかったこと、この間に多くの建築者が関わったことにより、ゴシック様式とルネッサンス様式が組み合わさっためずらしい建物になっています。石造の教会としては世界一の大きさで、2000年には世界遺産にも登録されています。建物だけでなく、大聖堂内部のステンドグラスや彫刻は見逃せないスポットです。外壁には、当時の関係者とされる人々の顔が聖堂を囲むように彫刻されています。晴れた日の夕陽に照らされる白い建物は、目に眩しく美しい風景です。
クロアチアのおすすめ観光地16.パグ島

海沿いにクラブが多数あり、近年パーティーアイランドとしても世界的に有名な場所となったパグ島。数多くのイベントも開かれ、さながら野外フェスのようです。島では昼夜問わず音楽が流れているので、太陽の下で踊り、疲れたらビーチで休む、夜は星空の下で踊り続けることもできます。ビーチから市街地への深夜バスも出ているので、アクセスは良好です。また、パグ島のパシュキシールという羊乳のチーズは絶品! お土産にも喜ばれる一品です。他の都市と同様、古い建築物も残る街並みで、遺跡で開かれる音楽イベントもあるほど。自然と歴史と音楽を一度に楽しめる観光地がパグ島です。
クロアチアのおすすめ観光地17.プーラのコロッセウム

イストリア半島の南にある都市プーラ。ここには世界で6番目に大きなコロッセウムがあります。イストリア半島で採れた石灰岩で造られた円形の壁が、1900年以上経った今も、当時のままの形を留めていて、現在は野外劇場として1年を通して様々なイベントに利用されています。その中でも、夏の映画祭は有名です。コロッセウムの壁を通した向こう側は、アドリア海を広く望むことができる眺めのいい場所で、朝や夕方の涼しい時間に他の観光客を避けて散策をするのもいいでしょう。その他にもセルギウスの凱旋門やアウグストゥス神殿など歴史的な建物が多くあります。
クロアチアのおすすめ観光地18.ストンの城壁

クロアチアの南端近くにある都市・ストン。人口2500人程度の小さな町で、クロアチアでも観光地化されていない地域ですが、歴史的な建造物が多く、ヨーロッパでも5本指に入るほどの長さの城壁が残っています。城壁は山に向かってのび、山の向こうにある、マリ・ストンの町まで続いています。なんとその全長は5キロ! 城壁に沿って歩道が整備されているので、自分の足で歩くことも可能です。また、ストンは牡蠣の養殖と塩田による製塩でも有名。塩田に映る青い空・夕焼け空はとても美しい風景です。ドヴロニクからストンまでは、バスで約1時間15分程度ですが、往路復路ともにバスの便が数本しか便がありませんので注意が必要です。訪れる際は、交通手段の時間をしっかりと確認しておくのが吉です。
クロアチアのおすすめ観光地19.聖エウフェミア聖堂

ノヴィグラードよりさらに南には、小さな港町・ロヴィニがあります。この港町の小高い丘に建っているのが聖エウフェミア聖堂です。ロヴィニ中どこからでも見える場所にあり、街のシンボル的存在です。聖女エウフェミアの収められた棺が収められていることからこの名前がつきました。旧市街地では一番大きな教会で、鐘楼の頂点には、聖女エウフェミアの風見鶏が飾られています。この鐘楼は高さはなんと60m。ロヴィニは海に突き出た地形で、さらに聖堂が丘の上に高い場所にありますので、鐘楼からの眺めは絶景! 入館は有料ですが、海も市街地も一望できる風景を見るために、登る価値は十分にあります。
クロアチアのおすすめ観光地20.スターリ・グラード平原
※写真はイメージです
スプリットから1時間程度で行けるフヴァル島には、2008年にクロアチアで7箇所目の世界遺産として登録されたスターリ・グラード平原があります。紀元前4世紀に作られた街は、2400年経った今もそのままの形で人々が暮らしています。古代ギリシャ時代の農法を引き継いだ農地区画は、石の壁できれいに区切られています。ぶどうやオリーブの産地でもあり、季節によってはラベンダーの咲き誇るフォトジェニックな場所にも。街には石づくりの貯蔵庫や教会、ローマ時代の居住跡も残る、歴史が大切に保持されている都市です。フヴァル島からは、青の洞窟への日帰りツアーも出ていますので、そちらへ行く予定のある方はぜひ、スターリ・グラード平原へも立ち寄って、2400年前の風景にも触れてみてください。
いかがでしたか? ちょっと変わったヨーロッパ旅をしたいという人にはおすすめのクロアチア。ジブリ好きの人にとってはまさに映画の世界に入ったような気持ちになれること間違いなし。ぜひ友達や恋人と訪れてみてはいかがでしょうか?
執筆者:つかさあおい(ナレッジ・リンクス)
学生の頃から趣味だった旅行は、いつしか仕事になりツアーコンダクター歴は15年。日本国内(47都道府県制覇)と海外(12カ国40都市)を旅するように。現在は旅行ライターとしてまだまだ日本人が知らない現地ネタを情報発信中。ディープでおもしろい国内旅行、その土地ならではの海外の歩き方をご紹介します。
