『そこまで言って委員会NP』レギュラー出演となった高須院長

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 高須クリニック高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、最近のテレビ出演についてうかがいました。

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──ここ最近、テレビ出演が増えていらっしゃいますよね。

高須:いやいや、本当はもっと出ていろんなことをしゃべりたいけどね。「高須は、何を言い出すかわからないから危険だ!」って避けられちゃってる部分もあるのかも(笑い)。

──そんななか、9月3日放送の『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)の出演はネットでも好評だったみたいですよ。「毎週出てほしい!」「最高でした」「攻めてて面白い」なんていう感想がネット上にありました。

高須:いやあ嬉しいなあ。やっぱり自由に発言させてもらえる番組はありがたいね。まあ、僕の場合はいつも自由に話しちゃっているけどね(笑い)。

──番組のテーマは「ニッポンの医療」でした。たとえば、脳梗塞を防ぐ方法などについてトークされていましたね。

高須:脳梗塞だけの話ではないけど、「○○を食べれば、予防できる」みたいな“説”が、広まりすぎているような気がする。もちろん、そういうもの全部が嘘ではないけど、その“説”だけを信じて勘違いしちゃう人がいる。

 たとえば、脳梗塞を予防するには、玉ねぎを食べればいいとか、バナナを食べればいいとか、いろんなことが言われているけど、それだけで予防なんかできるわけがない。脳梗塞を防ぐには、高血圧を改善して、血液をサラサラにするのがいちばんなんだからね。玉ねぎを食べるだけでそれらを実現しようというのは、あまりにも飛躍しすぎている、

 結局は、シンプルに血液がサラサラになる薬を飲むのがいちばんの予防法なんだよ。もちろん、生活習慣を変えたほうがいいっていうのもわかるけど、そんなに簡単なことではない。高齢になってくると頭も固くなってくるし、今までと違うことをするのも嫌だろうし。そんな難しいことをしないで、薬を飲めばいい。とっても簡単なことだよ。

──番組ではがん治療についてもトークされていましたね。特に、民間療法や、手術をしない治療法の是非について、議論が白熱していました。

高須:たまに「手術をするな」とか「がんと戦うな」みたいなことを言うお医者さんがいるけど、僕にはまったく理解できない。最初っから「戦うな」っていうのは、完全に治療を放棄しているのと同じだと思う。

 もちろん、戦っても結果が出ないがんもある。再発がんだったら、なかなか抗がん剤も効かないし、効果的な治療法を見つけるのは難しいし、それが患者の負担になることもあるのもわかる。でも、だからといって「戦わない」という選択肢を選ぶ意味がわからない。そもそも治療しなければ治らないのに、どうして治療をしようとしないのか? もはや治す努力を怠っているとしか思えない。そんな医者は信用できないよ。

 それにいわゆる「民間療法」と呼ばれるものは、決して科学的に正しいものではないということを知っておくべきだと思う。民間療法は、科学でも医学でもなくて、宗教だと思っていたほうがいい。そういう認識がないから、民間療法に助けを求めてしまうんだよ。

 そして、病気になったら、しっかり知識を持っている医者に診てもらうことが何よりも重要。どういう治療法があって、どんなリスクがあって、どれくらいの確率で治るのかとか、そういうデータを示してくれる医者であれば安心だし、そこからヘンな民間療法のほうに行ってしまうことはないからね。だから、もしも病気になったときのために、信じられる医者を見つけておく努力はしたほうがいいと思う。いざというときに、病気を治してくれるのは宗教ではなく医療。そこだけは間違いないよ。

──番組の最後には、医学の進歩で“神の領域”を侵すことの是非についても議論されていました。

高須:科学の世界は、常に未知のものを探究して、新しい真実を見つけていくもの。だから、可能性は無限にあるんだよ。でも、「この先は行ってはいけない」と領域を定めるのは宗教の世界。僕は医者であって僧侶でもあるから、両方の考え方を持っているんだけど、そこは完全に使い分けている。医者である以上、医療の分野では絶対に限界を設けない。神の領域だろうがなんだろうが、そこを切り拓いていくのが科学なんだからね。

 たしかに、神の領域を侵すと、とんでもない世の中になるのではないかっていう指摘もあるけど、それはあまりにも現実的ではない話だよね。自分と同じDNAのクローン人間を何十人も作るやつが出てくるかもしれない…なんてこと言われても、そんな馬鹿なことをする医者は現実的にはいないよ。仮にいたとしても、そういう技術がよっぽど発達してからのことだろうから、その頃には法律も整備されているはずだし。稚拙な想像力で、科学にブレーキをかけてはいけない。我々科学者は、どんどん新しい領域に進んでいくべきなんだよ。

──ちなみに9月からは『そこまで言って委員会NP』のレギュラーになるとか?

高須:そうそう。定期的に出させてもらえるようになる予定。いやあ、楽しみだなあ。視聴者の皆さんに喜んでもらえるように、今まで通り自由に話していきたいね(笑い)。

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 正しいことをズバッと言い切る高須院長に視聴者からの反応も上々だった様子。これからの番組での活躍にも期待します!

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)など。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)。